高齢者福祉に力を入れる都市で、安心のシニアライフを実現

柏原市は大阪府中河内地域にある都市で、大阪都心部から約20kmの場所にあるベッドタウン。
地理的には市の3分の2が山間部で、市の中央には大和川が流れています。
名産品はブドウとワイン。
観光としてのブドウ狩りも有名で、毎年多くの人が柏原市にやって来ます。
遺跡も多数発見されており、特に横穴墓は大阪府内で唯一。
交通アクセスはJR西日本の関西本線や近鉄大阪線などの鉄道や、市内循環バス「きらめき号」が運行しています。
柏原市の高齢化率は1985年では65歳以上の人口は5,851人で、高齢化率は約8%でした。
それが2000年には1万601人となり、高齢化率も約13%に。
2023年には人口6万7,226人、高齢化率30.0%となりました。
4人に1人が高齢者という高齢化社会が到来し、柏原市も高齢化に対して何らかの対策を打ち出すと共に、高齢者の生活をいかに守っていくかが課題となっています。
高齢者が安心して暮らしていける街づくりとして社会福祉協議会「ささえ手ね!っと」を設立。
福祉全般を扱う機関で、特に高齢者福祉サービスに力を入れています。
その協議会が主となり、「日常生活自立支援事業」を展開。
お金の管理などが不安な高齢者のために、金銭管理や福祉サービスの手続き代行を実施中です。
利用料金は収入によって違いますが、基本的に低料金。
動けない高齢者の方でも使いやすいよう、自宅訪問によるディスカッションなども行っています。
そして、各地区の福祉委員会に委託し「ふれあいサロン」や「ふれあいの家ほのぼの」をオープン。
ここでは高齢者は低料金で、お茶やミニコンサートなどが楽しめるようになっており、気軽に利用できると好評です。
現在、柏原市には特別養護老人ホームも4カ所ほどありますが、希望者が多く入居が困難な状況。
しかも入居条件が厳しく、介護度2以下の方は特養に入居出来ません。
しかし介護度が低くても、病気などの関係で介護が必要な場合もあると思います。
そう言った場合は介護施設のショートステイをコンスタントに利用したり、市の在宅介護サポートサービスを活用しながら在宅介護をしたり、グループホームやサービス付き高齢者住宅などに入居したりするとよいでしょう。
グループホームやサービス付き高齢者住宅は月額利用料も安めです。
特にグループホームは認知症のみ、要介護のみ…といった入居条件がいろいろとあるものの、食費を含めて月額が15万円未満という低料金が魅力。
興味のある方は電話や見学時に入居条件を詳しく聞いてみると良いと思います。