パノラマ
急行停車駅で利便性抜群の古市駅。２路線が交差し、住宅街のなかに歴史的建造物が立地
古市駅は、大阪府羽曳野市にある近畿日本鉄道（近鉄）の駅です。ホームは２面４線を有する地上駅で、１日あたりの乗降人員は２０，９９５人（2010年度）。乗り入れ路線は２路線で、近鉄南大阪線と近鉄長野線です。近鉄南大阪線は、大阪市阿倍野区の大阪阿倍野橋駅から奈良県橿原市の橿原神宮前駅までを結ぶ路線。起点となる大阪阿倍野橋駅には、近年オープンし話題となっている阿倍野橋ター、ミナルビル（あべのハルカス）が立地。大阪有数の繁華街として有名です。古市駅は、急行、区間急行、準急いずれも停車する本線の主要駅。次に記述する近鉄長野線の乗換駅になっています。
近鉄長野線は羽曳野、市の古市駅から河内長野市の河内長野駅までを結ぶ路線。古市駅を出ると、富田林市に入り、学校が林立する喜志駅に停車。喜志駅には、大阪芸術大学や太政学院大学、上宮太子中学校・高校があり、多くの学生で賑わっています。喜志駅を出ると、富田林市内の住宅街がしばらく続き、みかん畑を望みつつ、終点の河内長野駅に到着します。
古市駅の１・２番線には、南大阪線下りの橿原神宮前・吉野方面と長野線の富田林・河内長野方面が入線。３・４番線は、南大阪線上りの大阪阿倍野橋行きとなっています。
駅周辺は、住宅街となっており、スーパーが点在しています。イズミヤや近商ストアなどがその一例です。住宅街のなかに、いくつかの歴史的遺産があることでも有名です。古市古墳群（誉田御廟山古墳、高屋築山古墳）や白鳥神社、日本武尊陵などが挙げられ、観光で訪れる方が非常に多いようです。
バス路線は、全部で７路線。１番のりばでは、軽里・野々上経由藤井寺駅前行（64番）、軽里・野中・藤ヶ丘経由藤井寺駅前行（74番）、羽曳野市役所前・藤ヶ丘経由藤井寺駅前行（77番線）、軽里・羽曳山住宅前軽油府立大学羽曳野キャンパス行の４路線が、２番のりばでは、軽里・羽曳野住宅前経由羽曳ヶ丘西５丁目行（81番）、軽里・羽曳山住宅前経由四天王寺大学行（82番）、軽里・羽曳山住宅前・桃山台二丁目経由学園前五丁目行（85番）の３路線が運行しています。
介護施設は、住宅型有料老人ホームがメインで介護付有料老人ホームがなかにはあるようです。どの施設も比較的建築年数が新しいのが特徴。最新の設備がそろっていることが多く、要介護度が高い方でも安心して生活できる環境が整っています。どの施設も入居一時金は必要だと見受けられるので、入居の際は、最初にある程度の出費を覚悟すべきかもしれません。
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