パノラマ
安いサービス付き高齢者向け住宅が増えているエリアです
蒸気機関車が停車する駅として明治末期に創設されている、志紀駅。終戦後しばらくの間は廃駅となっていましたが、高度経済成長時代に入る少し前の時期に再開業を果たしたという経緯を持っています。その後、市全体の人口や産業規模の成長と比例するように、志紀駅も多くの通勤客・通学客が利用する駅として成長してきました。志紀駅の近辺は現在でもベッドタウンの一部といった印象が強いです。八尾市の人口は、平成に入ってから少しずつ低下していますが、志紀駅の利用率はずいぶん前からほとんど変化がありません。１日あたりの乗客数を計算すると、15年以上前から１万500～１万1,000人の間で推移しています。横ばい状態が続き、安定した需要を築いている様子がうかがえます。
志紀駅の周囲は平凡な市街地が多い印象ですが、市役所の出張所をはじめ公共の施設や金融機関などの事業所などが各種そろっています。八尾空港や陸上自衛隊の八尾駐屯地に使われているエリアがある一方で、弓削神社のような寺社仏閣も存在します。志紀駅の近隣にはひと言では語れないと、くらいさまざまなものがあるといったほうがよいでしょう。
幹線道路に関しては、国道が２本（25号線と170号線）近くを通っています。バスについては駅前からの発着はありませんが、近鉄バスの営業所が数百メートル先にありますからそこから乗車できます。
志紀駅は、JRの大和路線の管内にある駅。すぐ隣にある柏原駅で降りると、近鉄の道明寺線と大阪線に乗り換えるチャンスが生まれます。反対方向に視線を移す２区間先に久宝寺駅が見えてきます。この駅ではおおさか東線に乗り換えられるほか、快速列車が全種類停まりますから便利です。
志紀駅の周囲は、介護施設の軒数だけで見るならまだ改善の余地があるでしょう。もっと件数が増えることを待ち望む意見は以前から多いようです。しかし最近は、駅から２キロ以内の近～中距離圏内で入居者を募集する施設が連続して登場していますから、じっくりと探す価値は大いにあるでしょう。
中でも、サービス付き高齢者向け住宅の進出が目覚ましいため、特定の施設への希望がない場合はまずこのタイプを検討することがおすすめです。そのほか、住宅型有料老人ホームも数軒が存在します。
入居コストに関しては、月額使用料であれば10万円台から20万円台前半くらいまでの範囲でおそらく探せます。入居一時金の価格帯についても同様ですが、こちらについては徴収しないところが見つかるチャンスも多いです。
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