グループホームや住宅型有料老人ホームに低額利用が可能な施設が

大阪線の上りは大阪上本町・大阪難波・尼崎・奈良などに、下りは河内国分・大和八木・伊勢志摩・名古屋方面へと向かいます。信貴線に乗れば信貴山口・高安山方面へと行けます。
1925年(大正14年)大阪電気軌道の大軌山本駅として開業。1930年(昭和5年)に信貴線が開通しました。1941年参宮急行電鉄との合併により関西急行鉄道の駅になり、この時、河内山本駅に改称。1944年に近畿日本鉄道の駅になり、現在に至ります。
一日の乗降人員をみると、2005年は約2.5万人、2008年約2.3万人、2010年は約2.1万人…とやや下降気味。しかし、バリアフリー化は進んでおり、車イス用トイレ、エレベーターが完備。エスカレーターは車イス用の物もあり、高齢者や障がい者の方が利用しやすい駅となっています。また、定期券や特急券が自動発売機で購入可能なので便利です。
近鉄バスが駅に乗り入れており、乗り換えにも便利です。1番乗り場が山本線で、花園駅前行きや高砂住宅行き、3番乗り場が恩智線で瓢箪山駅前行…と行き先も様々。
駅の南側を流れる玉串川の沿線は、河内地方でも指折りの高級住宅街。北側には神社やコミュニティセンター、学校などが建ち並びます。駅周辺には寿司や焼肉といった飲食店も色々。介護関係の施設も駅周辺に点在しており、住宅型有料老人ホームや居宅介護事業所、グループホームなどがあります。
住宅型有料老人ホームは比較的料金も安く、食費も込みで12万円前後という場所も。しかし、介護度などの入居条件がありますので、予め条件や料金の詳細などを聞いておくことをおすすめします。
駅周辺のグループホームは、家賃も含めた月額利用料が10万円程度です。オムツ代などを足してもやはり安いですから、認知症の方は入居を検討してみるとよいでしょう。
また、駅周辺には本屋、図書館があるので、駅まで来て、ゆっくり読書を楽しむシニア世代もいるようです。河内山本駅およびその周辺は、前衛的とも言える程に近代化している訳でも無いので、シニアものんびり出来る雰囲気。元気な内に河内山本エリアの介護施設の見学に、ご夫婦や家族で行っておくのも良いと思います。昔と比べて、今の介護施設は綺麗です。実際に見学することで、施設に悪いイメージがある方も、そのイメージが変わると思います。