登別温泉を筆頭に、温泉や観光名所が盛りだくさん

北海道の南西部分に位置する、登別市。
西側を室蘭市と伊達市に、北側を有珠郡壮瞥町に、東側を白老郡白老町に囲まれています。
南端は太平洋に面した海岸となっており、市街地は主にこの地域に集中して整備されてきました。
内陸部は山地や丘陵地で占められており、深い森林が残っています。
過去100年間で牧場がたくさんつくられてきたことも大きな特徴でしょう。
市内を代表する山に、スキー場で有名な来馬岳や登山家の間で人気が高いカムイヌプリがあります。
市内東部は、支笏洞爺国立公園の一部です。
この地域は温泉が多く、昔から重要な観光資源となってきました。
カルルス温泉は、国民保養温泉地や名湯百選に選出されているほど評価が高いです。
登別温泉は、これまでに数々のTVドラマや小説の舞台となってきた有名な観光地。
中でも地獄谷は、2010年に日本紅葉の名所100選に選ばれるなど見どころが豊富です。
毎年8月になると、閻魔大王にまつわる伝承をもとにした登別地獄まつりが開催されます。
観光名所が多い登別市ですが、ひと際個性的な場所にのぼりべつクマ牧場があります。
ヒグマだけでなく、数多くの動物の姿を楽しんでいただける機会がある点が最大の長所でしょう。
登別温泉と非常に近く、ロープウェイなどで簡単にアクセスしていただけます。
登別漁港では、毎年9月の第2土曜日になると登別漁港祭りが開催されてきました。
花火大会をはじめ、数々の催しが企画されるほか、何十という露店が出店します。
登別市で鉄道を用いたお出かけをするときは、JRの室蘭本線をご利用可能です。
路線バスについては道南バスのサービスが便利です。
市外へ向かう高速バスについては、道南バスのほか北海道中央バスが運行しています。
幹線道路については、道央自動車道のインターチェンジを2ヵ所、パーキングエリアを1ヵ所ご利用可能。
また国道36号線や北海道道2号線、327号線や350号線などが、通行量が多くて便利な車道でしょう。
登別市の人口は、20年くらい前から減少傾向にあります。
1990年代後半に55,000人を割り、2010年代前半に50,000人を割りました。
2023年の高齢化の実態を探る調査によると、高齢化率は37.6%を記録しています。
現在の登別市には、多くの介護施設が運営されています。
グループホームや高齢者住宅は検索しやすい傾向にあります。
そのほか、介護療養型医療施設や介護老人保健施設、特別養護老人ホームやケアハウスなどが次々に建てられています。