根室港の海産物や、市内で製造される水産加工品は高品質です

北海道の最東端に位置する自治体はどこかと問われたら、自然と根室市の名前が思い浮かびます。
市域の大半が、太平洋に突き出た根室半島で占められています。
よその自治体とは西端で接しているのみ。
野付郡に属する別海町と厚岸郡に属する浜中町とは、経済関係をはじめ深い結びつきを長い間保ってきました。
市内では高地と低地の両方が見られますが、山地などはありません。
農地が多く、特に酪農は以前から盛んに行われてきました。
海に囲まれた都市のため、漁業や水産業は非常に重視される産業です。
過去半世紀の間は少しずつ養殖が推進されてきました。
サンマやハナサキガニなどの漁獲量はいまだに多いです。
根室市を代表する史跡に、西月ヶ岡遺跡や根室半島チャシ跡群があります。
アイヌが残した代表的な施設がチャシですが、根室半島にはこのチャシがまとまって残されてきた地区があるのです。
その希少性が高く評価されて、国から史跡の指定を受けました。
また、今世紀に入ってから日本100名城に選ばれたことは特筆に値する出来事でしょう。
根室市と別海町の間に広がる風蓮湖とその周囲は野付風蓮道立自然公園に指定されて保護されています。
白鳥をはじめ、さまざまな渡り鳥がやってくる名所です。
日本野鳥の会が常駐して環境保全に尽力しています。
この湖のそばに広がる春国岱も、貴重な動植物の観察が可能な場所です。
湿地と原生林から成り立っており、2005年にラムサール条約に登録されました。
このほか、北海道三十三観音霊場の22番札所に選ばれている清隆寺も根室市の主要な名所のひとつ。
この寺院の境内に植えられている桜は、国後島から移された千島桜です。
独特の美しさは一見の価値があります。
根室市で鉄道をご利用になるなら、JRの根室本線の駅を8ヶ所お選びいただけます。
バスについては、根室交通の路線をご利用可能です。
幹線道路については、根室道路や国道44号線・243号線などをご利用できます。
根室市の人口は、1970年代に入ると減少傾向に突入しました。
2023年の記録によると、23,546人という集計結果が出ていたことがわかります。
同年の高齢化率は、35.5%を記録しました。
根室市で今から介護施設へのご入居をお考えになるなら、グループホーム・介護老人保健施設・特別養護老人ホームなどにめぐり会える機会があるでしょう。
持病をお持ちの場合や健康診断をご希望の場合は、市立根室病院に出向いていただくとよいでしょう。
10以上の科目に対応している総合病院です。