北九州市内でも特に介護施設の多いエリア

北九州市の西端に位置する八幡西区。
広さでは一番ではありませんが、人の多さなら市内でトップを誇る区域。
北九州工業地帯の一部でもあるため、工場が林立するエリアもありますが、住宅地や商業地区、さらに学生街も存在し、何種類もの異なる顔を持ち合わせているエリアです。
介護施設についても、市内では特に数が多く、「少し探したくらいでは、なかなか施設が出てこなくて困る」といった事態にはなりにくいと言えます。
区内には歴史を感じさせる文化財などもふんだんにあり、落ち着いた暮らしを望める地域です。
鉄道については、JRの鹿児島本線や筑豊本線、筑豊電気鉄道がよく利用されています。
このほかバスが発達しており、北九州市交通局や西鉄バス北九州の路線を使う乗客が多いようです。
北九州市の人口は、1980年前後をピークに少しずつ下がっていますが、八幡西区については、違う変化を見せています。
この10年間は、あまりはっきりとした変化はなく、少しずつ減ったり増えたりを繰り返しています。
2023年には人口24万8,686人、高齢化率30.2%との調査結果が出ています。
高齢化率が30%に達していることは全国平均値と比較すると決して余裕が感じられるものではありません。
北九州市では、要支援・要介護認定者が2024年には、年間で6万名を超えています。
特別養護老人ホームの利用者も、これからは市全体で毎年4000名を超えるものと推測されています。
継続して、施設の増強をはじめ多様な介護政策が推進されているところです。
八幡西区には、人口が多いだけあって施設の数や種類は、他の区よりも比較的恵まれています。
入居一時金が0~12万円といった施設や、月額使用料が10~12万円程度で良い施設を見つけるのも、難しいことではない様子です。
よく見学して、じっくりとどこに入居するのか決めるゆとりを持てますから、八幡西区で老後を過ごすのはかなりラッキーなことだといえるかもしれません。