遠賀郡岡垣町は海に親しめる街。それでいて交通も確保されている

遠賀郡岡垣町は福岡県北部の町。
人口は1970年16,760人、1980年25,327人、1990年27,896人、2000年30,417人、2010年32,119人…と確実に増えていましたが、2015年の調査では31,580人。
現在、人口はほぼ横ばいの数値を維持しており、2023年には31,697人との調査結果が出ました。
国道3号線と共に、JR九州の「鹿児島本線」が通り、「海老津駅」から利用出来ます。
鹿児島本線に乗れば、主要駅である「小倉駅」や「博多駅」までも気軽に行けるでしょう。
岡垣町は情報プラザ「人の駅」等のある「海老津駅」前を中心として開けており、近年、岡垣町役場や図書館、フィットネスジム、ウェーブアリーナ等を有する総合施設「岡垣サンリーアイ」のエリアも発展しています。
車道は3号線以外にも国道495号や福岡県道87号等が整備されており、市内には西鉄バス宗像や岡垣町コミュニティバス「ふれあい」が走行。
バスが町の内外を結んでいます。
特に西鉄バス宗像は岡垣町内では乗った区間に関わらず、大人150円に統一している為、利用しやすいと評判です。
このように、比較的交通アクセスが整っていることや、北九州市の小倉北区まで30km程、福岡市の中央区まで40km程の場所に位置することなどから、両市のベッドタウンとしても発展しています。
2005年の国勢調査によると、人口では 近隣の水巻町を抜き、遠賀郡で一番人口の多い町となりました。
自然の美しい町でもあり、宗像市との境には「宗像四塚」と呼ばれる山々がそびえています。
町の北は響灘に面し、「うみがめもかえる町」というキャッチフレーズを掲げ、 ウミガメなどの生物の為に、北部に広がる三里松原を中心に自然を保護しています。
ちなみに三里松原は「日本の白砂青松100選」にも選ばれた場所です。
三里松原以外にも、不思議な現象を体験できるとされる「ゆうれい坂」や筑前岡城跡地、成田山不動寺、蔦ヶ嶽城跡である「城山」、金比羅山といった観光スポットも。
中でも「波津」エリアは福岡県内屈指の漁港で、「環境省快水浴場百選」にも選ばれた海水浴場や釣りの名所もあり、さまざまな人が訪れる人気スポットとなっています。
遠賀郡岡垣町は「全体的に自然が多く、暮らしやすい町」と評判です。
近年、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホーム等シニア向けの住まいも増え、シニア世代も過ごしやすい環境が徐々に整っています。
サービス付き高齢者向け住宅は園芸やカラオケといった娯楽が楽しめますし、完全個室である居室にはトイレや家具、ナースコール等が完備。
一方、介護付き有料老人ホームは介護や医療サポートが手厚いので、医療依存度や介護度が高い方も安心でしょう。