勝浦市は温暖な気候の漁師町。高齢者も過ごしやすい環境が魅力

勝浦市は千葉県の房総半島の南東部にある昔からの漁師町。
太平洋に面する市の南側には勝浦漁港があります。
この漁港は千葉県において銚子漁港の次に漁獲量の多い港。
「勝浦港カツオまつり」が行われる程、鰹が有名ですが、沿岸部がリアス式海岸となっているおかげで、その岩場にはキンメダイ、カジキ、イカなども多く獲れる国内でも有数の漁港です。
日本三大朝市の一つと謳われる「勝浦の朝市」にも海産物や水産加工品などが並べられます。
海岸部の守谷海水浴場は「日本の水浴場88選」にも選ばれ、海水浴シーズンには大勢の観光客で賑わいます。
毎年約35万人もの人が訪れる、県内でも有数の海遊びスポットです。
立地的には、千葉県の中心地である千葉市から約60km、東京都心から約75kmといった場所。
東京アクアラインを利用すると最短で東京都心と勝浦市を行き来出来ます。
太平洋を望む沿岸部には国道128号線が横断し、内陸部には国道297号線が縦断しています。
市域は大変広いのですが、3分の2は山地が占めているため、人口や少ないのが特徴。
近年、総人口が2万人を割り、首都圏で最も人口が少ない町となりました。
高齢化率も高く2023年には45.6%となり、全国平均と比べても高い数値となっています。
もうすぐ2人に1人が高齢者ですので、勝浦市は「権利擁護事業」を立ち上げ、高齢者の相談に対応。
電話詐欺などの悪徳商法や家庭内での虐待を最小限に防ぐ取り組みをしています。
また、介護用品のリサイクルも行い、必要な人が安く入手できるよう配慮。
地域包括支援センターが情報管理および橋渡しをしていますので、欲しい介護用品がある方は同センターに聞いてみると良いでしょう。
そして、市内には介護施設や老人ホームなど、高齢者向けの住まいが用意されており、グループホームの中には、入居者の居室にテレビ、温水洗浄付きトイレなどが完備されている所も。
費用も入居時の費用・月額利用料共に10万円未満ですので、手が出ない金額ではありません。
グループホームも含めて老人ホームは居室の清掃、寝具交換、食事の配膳や片付けなどの基本的な介護サービスは気軽に受けられますので安心して頂きたいです。
勝浦市は気候が素晴らしい町。
黒潮による海洋性気候で、夏は涼しく、冬は暖かいのが魅力です。
夏は30度を超えることがなく、避暑地としても活用されており、冬も避寒地となっている優しい環境ですので、暑さ寒さで体調を崩しやすい高齢者にもおすすめです。