いすみ市は魚やお米の美味しい街。

いすみ市は千葉県の房総半島の街。
半島南部に位置し、市内には夷隅川とその支流の桑田川・落合川が流れます。
市の北東エリアにある「太東岬」が有名で、この三咲は九十九里浜の南端の目印でもあります。
平成の大合併の際に、2005年に大原町、夷隅郡夷隅町、岬町が合併して誕生。
ちなみに市名に平仮名を使ったのは千葉県内では初めてで、県内で平仮名を用いている市町村はいすみ市だけです。
いすみ市では岬サーフタウンフェスタや港の朝市といった海にまつわるイベントや、大原はだか祭り、万木城まつり等が開催されます。
万喜城跡のある「万木城跡公園」や、坂東三十三観音霊場の32番札所である「清水寺」、サクラやアジサイの名所である「大聖寺」等の名所も多数。
また、源氏ぼたるの里、童謡の里、麻雀博物館、おおはら海鮮市場、5000本以上の椿が見られる「椿の里」といった観光スポットも多いです。
市の主要駅であるJR外房線の「大原駅」から各駅停車に乗ると千葉駅まで約65分、特急「わかしお」に乗れば「蘇我駅」まで約40分・「東京駅」まで約1時間10分で行けます。
ちなみに大原駅にはいすみ鉄道の「いすみ線」も止まるので便利です。
鉄道以外の交通アクセスは余り発達しておらず、観光シーズンになると国道128号「外房黒潮ライン」の渋滞が深刻です。
市内には国道128号だけでなく、千葉県道82号・85号といった一般道路も整備されており、いすみ市民バス「いすみシャトルバス」や市内循環線が走っていますが、隣接する茂原市の「茂原駅」までのバスの本数などが増えることが望まれています。
しかし、いすみ市は自然が素晴らしく、タケノコや椎茸、ブルーベリー、梨や米が良く採れます。
特に「いすみ米」は昔、献上米として扱われた程です。
太平洋に面した街でもあり、近海は「機械根」と呼ばれる岩礁群。
絶好の漁場となっています。
1900年代後半辺りには「宝の海」とも呼ばれていました。
今でも漁業は盛んで、夷隅川水系では川魚も釣れますし、大原漁港を中心とした「夷隅東部漁業協同組合」は漁協別のイセエビ水揚げ量が日本一です。
交通アクセスが少々不便なのもあり、人口は年々減少していますが、国道128号の沿線にはホームセンターやスーパー、家電量販店等が並んでいます。
近年、サービス付き高齢者向け住宅やグループホーム、ケアハウス等のシニア向けの住まいも誕生しました。
居室が広い施設やキッチンやトイレ、インターネット環境、ナースコール等が完備されている施設など魅力の介護施設が集まっています。