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介護用品の選び方

介護に重要な役割を果たす介護用品

介護用品の正しい選び方で快適な介護生活を

介護用品の正しい選び方で快適な介護生活を

例えば自分自身で歩いて移動することをサポートする歩行器や杖は高齢者の自立ある暮らしをサポートしてくれますし、ベッドひとつとっても起き上がりや立ち上がりをサポートするもの、介助負担を軽減するものなど色々な機能を備えています。

ご自身、もしくはご家族が介護を必要とすることになったとき、より良い暮らしを実現するために必要となってくるのが「介護用品」です。介護予防のため、高齢者の外出を支援するため、暮らしをサポートするためなどその機能は目的や使う人に応じて様々ですが、介護保険制度によって申請をすれば支給、もしくは貸与が可能なものも少なくありません。

自分らしく日々を過ごすためにも、積極的に活用していきたい「介護用品」についてそれぞれの場面や用途ごとにまとめてみましょう。

入浴介護用品の選び方

お風呂場は高齢者にとって危険がたくさん!

高齢者の方にとって、入浴は日々の暮らしのなかで楽しみにしている時間のひとつです。しかし、浴室内は滑りやすく、温度差による血圧の急激な変化や身体機能の低下によって、めまいやふらつき、足元をすくわれることによる転倒事故等が起こりやすい場所でもあります。

家庭内における不慮の事故死・死因の割合
浴室などでの溺死・溺水(34%)
誤嚥などによる窒息(32%)
転倒・転落(21%)
火災など(7%)
その他(6%)
itemcount
浴室などでの溺死・溺水34
誤嚥などによる窒息32
転倒・転落21
火災など7
その他6

入浴のため、無防備な状態で事故に遭うことも多く、骨折や打撲、頭を強打してしまえば意識不明など命に危険を及ぼす重大な事故につながりかねません。

厚労省が公表している「人口動態調査(2010年公表)」によると、高齢者の家庭内における不慮の事故死亡者数のうち最も大きな割合を占めているのが「浴室内及び浴槽への転落等による溺死・溺水」です。

浴室内と部屋との気温差によって血圧の急激な変化が引き起こされ、心疾患や脳血管障害を起こしてしまった例も含まれてはいますが、浴室をまたぐ際の転倒や、浴槽内で滑ってしまうこと事故も含まれていますから、浴室は事故が多い場所としてしっかりと認識しておいた方がよさそうです。

悩みに合わせて適切な介護用品選びを

入浴は基本的な日常生活動作(ADL)のなかでも、難しい項目に入ることから介助を必要とする要介護者の方も少なくありません。介助中であっても、短時間目を離した隙に重大事故に繋がる恐れもありますので、しっかりとした対策が求められます。

また、入浴を自力でできる方でもちょっとした油断が大きな事故になることも少なくありません。安心して入浴するためには、不安を感じたらすぐに介護用品の活用を考えて事故防止対策をしたいところです。主な悩み別に考えられる入浴介護用品を下記にまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

<悩み別・入浴介護用品の活用例>

悩み 活用できる介護用品例
浴槽のまたぎが高い 「浴槽内いす」
浴槽への出入りを安全にする。
沈めて使うことで立ち座りを楽に。
洗い場と浴槽の底の高低差が大きい
脚力が低下している 「入浴用いす」
安全にシャワーが使え、介助者の負担も軽減
立ってまたいで浴槽に入る動作が
不安定
「入浴台」
座った状態で浴槽への出入りをサポート
自力で立ったりまたいだりの動作に
不安がある
「浴槽グリップ」
手すりで動作を安定させる/転倒防止
浴室内で滑って転びそう 「滑り止めマット」
滑りにくい素材で転倒を防止する

排せつ介護用品の選び方

自立支援もできる排泄介護用品

順位 内容 割合
1 排泄 排泄時の付き添いやおむつの交換 62.5%
2 入浴 入浴時の付き添いや身体の洗浄 58.3%
3 食事 食事の準備や介助 49.1%
4 移乗 車椅子からベッド、便器、浴槽、いすへの移乗の際の介助 48.3%
5 起居 寝返りやベッド、いすからの立ち上がりの介助 47.7%
6 移動 屋内を歩いて移動する際の介助 37.8%
7 認知症ケア 認知症の症状への対処 28.9%
8 見守り 徘徊の防止や夜間の転倒防止の見守り 28.2%
9 外出 買い物などの付き添い 19.4%
10 リハビリ訓練 歩行訓練などの付き添い 16.1%

人は誰しも、膀胱や内蔵等を支えている骨盤底に負担がかかることから、加齢とともに失禁等の排泄障がいが起きやすくなってきます。排泄の失敗は、高齢者の方の自尊心を傷つけ、生活意欲の低下や精神的な苦痛をもたらすものであるからこそ、排泄ケアが介護ケアの原点とも言われているのです。

逆に言えば、自立して排泄をすることができるだけでも、高齢者の生活の質(=QOL)の向上に貢献し、生き生きとした暮らしを送る大きなキッカケとなることだからこそ、できる限り排泄の自立サポートを行っていくことが求められています。

しかしながら、介助者にとって排泄は大変なケア内容のひとつであることに変わりはありません。上記の表は、厚労省がまとめた介護者の感じる「介護で苦労した内容とその割合」です。介助内容別に見るとは「排泄」が最も高く回答者の6割以上の方が排泄ケアに悩んでいるという実態が明らかになっています。

排泄介助をよりスムーズに行い、高齢者の負担だけでなく介助者の負担を軽減するためにも、積極的に介護用品を活用することはケアされる側・ケアをする側双方にメリットの大きいことなのです。

デリケートな問題だからこそ、しっかりとした介護用品選びを!

排泄ケアは高齢者の自尊心を損なう可能性もあるからこそ、きちんと適切な用具を選び、快適なケアをすることで高齢者の気持ちをサポートしたいところです。

<ケアの段階別・排泄介護用品の活用例>

ケアの段階 悩み 活用できる介護用品例
自立排泄ができる 立ち座りが不安/
排便姿勢の維持が困難
「トイレ用手すり」
立ち座りのサポートや姿勢保持
立ち座りが不安 「昇降便座」・「補高便座」
トイレの立ち座りをサポート
自立排泄ができる
/一部介助が必要
トイレまでの移動が困難 「ポータブルトイレ」
室内に置くことで移動せずに
トイレに行ける
ときおり失禁してしまう/
夜間に失禁する
「紙おむつ」
トイレまでいけなかった場合
のサポート
全介助が必要 ベッドや布団から
離れられない
「自動採尿器」
寝たまま・座ったままでの排尿
をサポート
自力での排泄コントロール
が難しい
「紙おむつ」
トイレまでいけない場合の
排泄物をキャッチ

排泄のための介護用品選びにおいては、高齢者の排泄機能の障害の段階をきちんと見極めることが大切です。自立排泄を目指すため、もしく自立度の悪化を防ぐためにもしっかりと要介護者のケアの段階を見極めていきましょう。

上記の表は、高齢者のケアの段階・悩み別に利用できる介護用品の使用例です。在宅介護を行っている方は専門家ともよく相談しながら、選んでいくと良いでしょう。

他にも色々ある介護用品

睡眠の質の向上やQOLも左右する介護ベッド

要介護者のQOLの維持向上に貢献する介護ベッド

また、介護ベッドを選ぶ際には付属品選びも大切です。例えばマットレス選びも要介護度に合わせて体圧を分散し床ずれを予防するタイプや「動くときに安定し事故等を防止するやや硬めのマットレス等もありますので、介護度やベッドのサイズに合わせてしっかりと選んでいきましょう。

加齢に伴い睡眠も浅くなりがちな高齢者にとって、快適な睡眠を維持するための環境づくりはとても大切になってきます。また、介護用ベッドは高齢者の寝返りや起き上がり、立ち上がりなどの動作をサポートする機能を搭載しているものもありますから、どのような機能が必要なのかをきちんと検討していきたいところです。

ベッドからの転倒事故を防止する方のためにはサイドレールが必要ですし、場合によっては手すり等にも使えるタイプもあるので日常動作のどんなシーンに必要かを長い目で見て考えて置くことも大切です。寝たきりなどで1日中ベッドにいることが多い方なら、食事や薬を飲む際に使うテーブル等も忘れないようにしましょう。

歩行が難しくてもベッドから離れて過ごせる車いす

歩行が難しくてもベッドから離れて過ごせる車いすも登場

その他にも車いすは、使う人の身体の状態に合わせた姿勢を保持する機能が付いているかどうか、自走できるのか介助が必要なのか状況にあった操作方法ができるのか、使用場所は屋内なのか屋外なのかなど目的に合わせて少しずつ形が異なってきます。

車いすは、歩行が困難な方の移動をサポートするためには必須の介護用具です。ベッドからの離床を促し、自分で操作できる方にとっては自由に動くことができるため、意欲的な生活を実現することもできるからこそ、快適に・きちんとした姿勢で使用できることが大切になってきます。また、介護者の視点からも簡単かつ安全にベッドから移乗できるような設計のものを使っていきたいところです。

例えばご自宅や介護施設で使用するなら廊下を通ることができるコンパクトな幅のものが望ましい場合もありますし、車を使って外出するのであれば軽さやトランクに入れるために折りたためるかどうかもチェックポイントとなります。

豊かな食生活を楽しむためには食事補助用具も

食事補助をしてくれる介護用品も登場している

万が一落としてしまっても割れにくい素材としてプラスチック製のものも多いなか、家庭的な温かい食事シーンを演出するために割れにくい陶器や木の素材の食器も出回ってきています。高齢者の方にとって食事は大きな楽しみのひとつです。自分のペースで、自分の手によって食べることができればその楽しみも増すからこそ、握力や手の筋力が低下した高齢者の方でも使いやすいスプーンやフォーク、食器等の食事補助用具が必要。それほど単価も高くないですから、是非使ってみていただきたい介護用品です。

また、手に持ちやすいよう取手が付いたり持ちやすい形をしたりしたお茶碗やマグカップ、握力が低下しても握りやすいお箸やスプーン、フォーク等様々な形状の食器がありますので、色々試してみてもいいでしょう。

何気なく行っていた食事の動作も年齢を重ねることで不便を感じるシーンが多いからこそ、快適に食事を楽しめる道具を使うことで生活の質(=QOL)の向上にもつながっていくのではないでしょうか?

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