閑静で、なおかつ整然とした住宅街が展開しています
2016年の11月に、開業からちょうど30年目となる記念日を迎えたばかりの西北見駅。創設当初は、臨時の乗降場という扱いでした(正式に、旅客駅に昇格したのはそれから間もなくのことでしたが)。市内の名産物である、タマネギを模した駅舎がユニークです。
西北見駅を建造しようというプランが持ち上がったのは、駅付近の人口増加が主因でした。市内の人口はもともと、1970~80年代に顕著でした。北見駅エリアから近いこの地域に流入する人口も顕著だったため、ちょっとしたベッドタウンという認識が強まっていたのです。実際に駅の南北、とりわけ南側は整然とした宅地が続いており、必要な商業施設や公営の施設なども出そろっています。
西北見駅は北海道道943号線に近接した駅ですが、この車道は2008年に立体交差工事が実行されています。駅の南側を進むと、じきに国道39号線にぶつかります。駅を出てからバスを利用の場合、北海道北見バスが乗り入れる停留所が付近に設置されています。
西北見駅は、JRの石北本線の管内にある駅です。現在は、特別快速列車が停車する駅に選定されています。終着駅である網走駅とはちょうど10区間離れています。網走駅は、釧網本線への乗り継ぎ地点としてよく使われています。
発着駅である新旭川駅まで行くと、宗谷本線への乗り継ぎ可能です。新旭川駅から4キロ近く進むと旭川駅が見えてきますが、この駅は函館本線・富良野線への乗り継ぎができる駅として有名です。
西北見駅の周囲にはかなりの住民が今も変わらず残っています。ただし駅は基本的に無人化されているため、利用率が高い駅とはみなされていません。朝方や夕方は、通学客が増えるため一時的にドアがいっせいに開放されるように変更されます(普段は、ワンマン運転が実行されています)。
西北見駅がある場所では、高度経済成長時代などに流入してきた世代の高齢化などが確実に進行している最中です。介護施設の需要が存在することは確かで、駅から2~3キロくらいの範囲で探してもそれなりに施設に出会うことは可能です。
施設の種別については、グループホームがいちばん見つけやすいでしょう。それを除くと、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームが点在しています。駅からの方角については、やはり北見駅がある東側のほうが見つけやすいようです。また南側は宅地が広いため、南側になるべく視線を向けることも大切でしょう。







