ベッドタウン、また工場地帯として成功してきた町です

広島県の南西部に位置する、海田町。
北側で広島市の安芸区と接しています。
そのほか、同じ安芸郡に属する熊野町と酒町と隣接しています。
西部は海田湾に面した海岸線ですが、埋立地が多いのが特徴でしょう。
町内は、南部から東部にかけて山林地帯が広がっており、市街地は主に北西部に発達してきました。
明治維新までは、西国街道の宿場町が置かれていた歴史があります。
このため一部の地区で、当時の面影を今に伝える貴重な街並みをご覧いただけます。
山々の中では、日浦山がいちばん親しまれている山と呼べるでしょう。
標高が低めで苦労せずに登山できる点が人気の主因でしょう。
短時間で山頂までお進みになると、そこから遠距離を楽に見渡していただけます。
瀬戸内海に浮かぶ宮島の様子も楽しんでいただけるほどです。
海田湾に流れ込む熊野川は、遊歩道が沿岸に設置されており、ご高齢の方でも楽に散策していただけます。
季節によっては、渡り鳥が羽根を休める風情ある風景をお楽しみいただくことが可能です。
このほか、海田総合公園もお散歩などの目的地として非常におすすめです。
海田町で、特に目立つ祭事となっているのはおそらく熊野神社の秋の例祭でしょう。
神社周囲の歩道を巨大な頂載を担いだ氏子が練り歩く様子は、とてつもなく迫力があって見ものです。
なお秋祭りの時期になると、獅子舞をご見物いただく機会が到来します。
この獅子舞も今では、海田町を代表する文化に数えられています。
海田町で列車にお乗りになる場合は、JRの海田市駅に出向いていただくとよいでしょう。
山陽本線と呉線をご利用可能です。
路線バスに関しては、芸陽バス・広電バスのサービスや町営のコミュニティバスの中からお選びいただけます。
幹線道路については、国道2号線にお乗り入れできるバイパスが海田町から広島市内にかけて設置されています。
広島南道路や国道31号線も、通行量が多い車道です。
海田町の人口は、時代が平成に入って間もないころにピークに達しました。
昭和後期は広島市のベッドタウンになったことと工場が増加したことが理由で人の流入が激しかったのです。
2010年以降は人口が横ばい状態になっており、2023年には3万639人となっています。
同年の高齢化率は23.7%という低めの数字でした。
今から海田町で介護施設へのご入居をお望みでしたら、グループホームのほか介護療養型医療施設・介護老人保健施設・特別養護老人ホームなどが見つかります。
どの種類も、軒数や密度は同じくらいでしょう。