防府市は海の街。四季の自然を感じながらの老後を送れる

防府市は、山口県中南部の街。
市域には防府平野が広がり、その中心には佐波川が流れています。
市の西側では県庁所在地の山口市と隣接。
南側は周防灘(瀬戸内海)に面しており、沿岸部には大道漁港、西浦漁港などの漁港が多数。
「天神はも(鱧)」が特に有名です。
昔は菅原道真を祀る「防府天満宮」を中心とした門前町や三田尻・中関港中心の港エリアなどが栄え、商店街なども賑わっていました。
しかし近年、イオンタウン防府ショッピングセンターなどの郊外型の商業施設が建設され、商業における主力が郊外へ移りつつあります。
交通アクセスはJR西日本の「山陽本線」が中心駅である「防府駅」などに停車。
また、防長交通や中国JRバスなどの一般路線バスに加え、東京行きの「萩エクスプレス」や大阪などの主要関西圏へ向かう「カルスト号」などの高速バスも多数出ています。
新幹線の駅が市内にないため、高速道路を利用する方も多いようです。
重要港湾「三田尻中関港」は、輸出をメインとした貿易港として活用されています。
防府市にはブリヂストンなどの大手企業が工場を構え、一兆円を超える工場出荷額は県内2位。
そのため、人口は微減しているものの10万人を超えており、2023年には11万3,927人となっています。
65歳以上の割合が少々高めで、高齢化率は31.0%と約3人に1人は高齢者ですので、防府市は高齢者福祉を充実させることで、高齢者の生活をサポートしています。
市は各エリアに地域包括支援センターを配置。
現在4つあるこの介護包括の要では、介護相談だけでなく、高齢者の悩み全般に対応しています。
「どこに相談したらいいかも分からない…」という場合は、支援センターにまず相談してみて下さい。
適所を紹介してくれるでしょう。
<市内には介護施設も各地に見られ、住宅型有料老人ホームは利用料が場所によってさまざまで、入居時の費用および月額利用料が15万円未満という低料金のホームから、月額利用料が40万円程かかるホームまであります。
高めの所は2人部屋もあり、「夫婦や兄弟でも入居できる」といった珍しいサービスを行っていますので、おすすめです。
余り知られていませんが、防府市には防府天満宮だけでなく神社仏閣などの歴史的建造物が多く、かつては「西の奈良」と呼ばれた程。
山口県の国宝の約半分は防府市にあります。
お祭りも各地で開催されますので、シニア世代も楽しく暮らせるでしょう。