市内各地域の主要箇所に老人ホームが多数

栃木県南西部に位置する佐野市。
2005年2月に旧佐野市、安蘇郡葛生町と田沼町が合併。
栃木県でも有数の広い面積を誇る市が発足しました。
電車よりも圧倒的に車が移動手段になっているので、駅周辺よりも郊外に大きな商業施設が建てられる傾向が。
東北自動車道佐野インターチェンジを降りてすぐに佐野プレミアム・アウトレットもあり、休日には都内からも買い物客が訪れています。
それらの施設には駅から直通バスが運行していますから、車の運転が不安な高齢者の方も気軽にショッピングを楽しめるでしょう。
ほかにも免許センターなど主要施設にはバスが通っているので安心。
車社会の地域ではバスが走っていないことも多いですが、佐野市にはそういった心配は不要でしょう。
名物はなんといっても佐野ラーメン。
懐かしい醤油ベースの透き通ったスープは絶品。
他にもゆるキャラで積極的に街おこしを行っている地域でもあります。
佐野市のキャラクター・犬をモチーフにしたさのまるは2013年ゆるキャラグランプリでなんと全国1位を獲得。
さのまるが参加するイベントには遠くから大勢のファンは集まります。
そんな佐野市の人口は11万5,088人、内65歳以上の高齢者は全体の31.5%(2023年調査より)。
日本は少子高齢化と言われていますが、佐野市も例外ではないのが現状のようです。
実際に中心部から少し離れた地域には農業を営む高齢者が多く、60歳以上の層も厚い状態。
以前より平成26年以降には4人に1人が65歳以上の高齢者になると予測され、早急な高齢化社会対策が求められてきました。
実際に佐野市では「高齢者保健福祉計画」をここ数年間、大々的にプランニング。
一言に高齢者の求めているサービスといっても地域によって異なること多いもの。
そういった細やかな観点からの福祉サービスを考え、ケアを進めています。
高齢者のケアや生きがいを提供する地域包括支援センターも地域によって特色をつけるなど、高齢化社会に向けて積極的な動きのある市と言えるでしょう。
地域密着型の介護ケアはもちろんのこと、介護予防サービスも充実。
栄養改善教室や口腔ケア教室など、独自の試みが実践されています。
そんな佐野市の有料老人ホームは各地にあります。
先述した通り周辺の市町が合併した大変大きな市ですから、各地域の主要箇所に集中している状態。
そのため、住み慣れた土地はもちろん暮らしやすさで比較する方が多いようです。
駅周辺や中心部よりも郊外に多いのも佐野市の施設の特長。
自然豊かな場所でゆっくりと……といったコンセプトの施設が多く、居室も広いタイプが多くなっています。
ご夫婦など二人入居可のホームもいくつかあり、高齢者のニーズに十分応えてくれるでしょう。