田川郡川崎町は比較的商業施設も揃う町。川崎パン博などが有名

田川郡川崎町は、福岡県の中央にある筑豊エリアの町。
昔は炭鉱の町として賑わっていましたが、現在は閉山に伴い人口も減少。
炭鉱関連施設の跡地は工業団地として再利用しています。
近年になっても1970年2万3,190人、1980年2万2,872人、1990年2万2,046人、2000年2万190人、2010年1万8,264人、2015年1万6,789人、2023年には1万5,606人と年々減少しています。
交通アクセスとしては、JR九州の日田彦山線が池尻駅や豊前川崎駅から利用可能。
高速道路は通っていませんが、一般道は国道322号、福岡県道67号・県道95号等が走行。
こういった一般道を活用して、川崎町のコミュニティバス「ふれあいバス」が町内の各エリアを結び、西鉄バス筑豊が町の北にある中心市街地と、田川市や添田町を結んでいます。
観光スポットとしては、国の名勝にも指定されている「魚楽園」が有名です。
「魚楽園」は、応仁の乱の戦乱を逃れるために田川まで来た雪舟が、平和を願って築庭したとされる日本庭園で、木々などの自然の変化や、ツツジや椿、紅葉など、四季折々の花が楽しめます。
また、福岡県の無形民俗文化財に指定されている「川崎の杖楽(つえがく)」という杖や刀などを使う武術的な楽も人気で、五穀豊穣や厄払い、天下泰平を祈願した舞は見応えがあります。
毎年5月の川崎町の風物詩とも言える民俗芸能です。
数年前から川崎町中央体育館にて、「川崎パン博」という、パン等の即売会イベントが開催され、好評を博しています。
福岡でも最大規模のパンイベントで、県内外のさまざまなパンが買える為、毎回大勢の人が駆けつけます。
今や川崎町の名物イベントとなっています。
川崎町には、内科や歯科といった病院が点在。
地産地消をモットーとし、地元野菜をふんだんに使ったレストランやファミリーレストラン、コンビニ、スーパー、書店、ドラッグストア、衣料品店、ホームセンター等々…飲食店や商業施設も増えています。
さらには、グループホームや介護療養型医療施設等のシニア用の施設も誕生。
グループホームは入居時の頭金10万円前後、月額利用料は10万円以下といった金額です。
認知症の方が健やかに過ごせるように、協力病院による定期往診や通院介助などのサービスを実施しています。
加えて、納涼会や敬老会、クリスマス会などの室内イベントだけでなく、お正月の初詣やお花見といった外出イベントも充実。
定期的に、行事に合わせた特別食が食べられるのも魅力です。
イベントがない日も、ゲーム的なレクリエーションや家庭菜園などが楽しめるのでおすすめです。