パノラマ
駅前や周辺に、買い物を楽しめる場所がわんさとあります
2014年に、機械式の駐輪場が設置されたばかりの大和田駅。この10年はもともと、バリアフリー化や近接するビルの改修などが相次いでおり、毎年のように新しい駅としての成長の痕跡がみられます。駅を出ると、線路の下につくられた商業店舗の数々や商店街の入り口が目にとまります。買い物を安く、長時間楽しめる点が最大の特色でしょう。基本的には住宅地が広がるエリアで、高齢者には親しみ深さを感じやすい地域性となっています。
大和田駅の特徴のひとつに、駅前にバスターミナルやタクシー乗り場が発達している点があります。バスの運営元は京阪バス１社ですが、近郊の集合住宅地などへ行く際はとても便利に機能してくれます。
大和田駅は、区間急行を除くと高速で運転される列車はいっさい停車しない駅です。しかし、あまり離れていない範囲に寝屋川市駅や香里園駅（これらの駅では、特急を除くあらゆる列車が停車します）があるため、そんなに不便さを強いられることはないでしょう。
乗り換えの拠点を近くで探すなら、門真市駅と枚方市駅が候補となりそうです。前者では大阪高速鉄道の大阪モノレール線と接続していますし、後者では交野線と接続しています。特に枚方市駅は、特急まで含めて全種類の列車に乗車できますから、さまざまな意味で使い勝手に優れている駅です。そして関目駅まで行くと、そこから先はほとんどの駅で、多数の路線に乗り換えられるようになっています。
大和田駅の利用率は、ゆっくりと下がり続けています。１日あたりの乗降客数の推移を確かめると、2002年を最後に、30000人を割り込んでいることが歴然とします。2009年には25000人を割っており、低下が停まる見込みはなかなか見えてきません。
最近の大和田駅の周囲は、府内の各地と同様に高齢化はかなり顕著です。ただし諸般の事情から、施設の建設状況はまだラッシュというには程遠い状態が続いています。したがって駅のすぐそばにこだわって施設を探すことはあまり建設的な姿勢とはいえません。それでも２～３キロ離れたエリアまで範囲に含めるなら、比較できる施設数はだいぶ多くなるはずです。
高齢者住宅やサービス付き高齢者向け住宅が多いため、特に施設のタイプにこだわりがないならこれらの施設を中心に探すとよいでしょう。次いで多いのは、介護付き有料老人ホームでしょうか。コストに関しては、低からず高からずといった金額に設定されているケースが多いです。いずれにせよ関心を持てる施設が出てきたら、早めに見学に出向くほうがよさそうです。
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