彦左まつりやこうた凧揚げまつりが、町を象徴する催事です

愛知県の中南部に立地する、額田郡幸田町。
北側を岡崎市に、東側を豊川市に、そして西側を西尾市に取り囲まれています。
町内では南部を中心に、緑の濃い丘陵地が広がっているのが特徴的。
市街地や工業用地などは主として中央部分から北端にかけて細長く延びています。
幸田町は古くから人が暮らしてきた地域ですが、史料が増えるのは室町時代に入ったころからです。
室町幕府の足利氏は、この土地に安国寺を建立しています。
その後、三河西郷氏や松平氏などの武家がこの地域を勢力範囲に収め、数々の建物を築いてきました。
正楽寺には、西郷氏や松平氏が輩出した歴代の有力者の位牌が保存されています。
そのほかにも幸田町には、御祖神社・素盞嗚神社・深溝神社といった神社が残されていますが、有名なのは本校寺でしょう。
この寺では境内や参道沿いにおよそ1万本におよぶ膨大なあじさいが植えられています。
6月になるとあじさい祭りが開催されて、多数の見物客を動員します。
そのほか、ツバキや桜、梅なども丁寧に育てられてきたため、冬から春にかけても見どころが多い寺です。
文化財を多数保管している寺でもあり、17世紀に描かれた京洛諸国名所図や松平家の家忠・忠利・忠一の肖像画が有名です。
また2009年に、松平忠雄の墓所から小判などの貴重な副葬品が偶然発見されて、大反響を巻き起こしました。
幸田町で鉄道を用いた遠出をお考えになる場合はJRの東海道本線の駅を3ヶ所お選びいただけます。
バスについては、民間のバス事業者が運行する通常の路線は現在、存在しません。
しかしその代わりに町営のコミュニティバスが運行されています。
このサービスは基本的に無料でご利用になれるため人気が高いです。
幹線道路に関しては、国道23号線と248号線が便利です。
どちらにも町内で簡単にお乗り入れできます。
幸田町の人口は、昭和の中ごろから右肩上がりの成長を続けてきました。
今世紀に入るとややその勢いが落ちかけましたが、2000年台後半に入るとまた増加するペースが上がっています。
2023年の調査では、42,283人を記録しました。
高齢化率については2023年の段階で21.8%であり、全国平均の29.1%と比較しても相当にゆとりのある結果が発表されています。
これからの幸田町で介護施設へのご入居をお求めになる場合は、グループホーム・特別養護老人ホームが見つかりやすい状況でしょう。
民間の施設なら、住宅型有料老人ホームが徐々に増えているところです。