パノラマ
安めの施設を駅から1～2キロの範囲で何軒も発見できます
2011年から約2年かけて、駅舎の橋上化工事が実施された八尾駅。2015年には新しい駅前広場が開放されました。以前から進められてきた、駅とその周辺の整備事業が着々と遂行されています。市当局は、これからも八尾駅の近隣を都市計画の対象に含めており、地域の個性を尊重しながら開発を進める方向で動いています。現在の八尾駅の付近は、寺社仏閣が目立つエリアや商業店舗がかたまったエリアなどが連なっており、ユニークな景観が形成されています。ちなみに、八尾駅前に現在バスを乗り入れている民間の事業者は、近鉄バスのみになりました。
八尾駅はJRの大和路線の管内にある駅です。八尾駅は八尾市を代表する交通インフラのひとつですが、快速列車の類はまったく停車しません。しかし隣接する久宝寺駅で待っていると快速・区間快速・直通快速・大和路快速と全種類の列車をつかまえることができます。おまけに久宝寺駅ではおおさか東線への乗り継ぎが可能ですから、利用する頻度はおそらく高いものとなるでしょう。
この駅以外に乗り換え場所を探すなら、柏原駅・王寺駅・天王寺駅が比較的近い位置にあります。柏原駅では道明寺線・大阪線に、王寺駅では和歌山線のほか近鉄の生駒線・田原本線へ乗り換えることが可能です。そして天王寺駅では大阪環状線・阪和線のほか大阪市営地下鉄の御堂筋線・谷町線、近鉄の南大阪線、阪堺電気軌道の上町線に乗り換えできます。
八尾駅の利用率は、現在は横ばい状態にあります。1日ごとの乗客数は、2000年代前半までは低下していました。15000人未満になったのは1997年以後、14000人未満になったのは1999年以後です。しかし2005年以後は13000～13400人の間で上下を繰り返しています。
八尾駅の周囲は、にぎやかな区画と静かな区画が隣接し合うエリアです。そのような土地柄が有利に働いているのかもしれませんが、駅から1～2キロ圏内という中距離圏内に介護施設が最近集中して建てられているのです。徒歩の場合はどうしても時間がそこそこかかりますが、タクシーやバスを使いやすいエリアでもあります（1.6キロほど離れている近鉄八尾駅から近い場合だってあります）。
施設の区分は、サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームに偏ってはいるのですが、どの施設もそろって入居料金が高くありません。入居一時金と月額使用料どちらも10万円台が圧倒的に多いです。入居一時金が発生しない施設を目にすることもよくあるくらいです。
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