2014年に開業した、できたてほやほやの駅のそばの介護施設
新しいスタートを切って以後はまずまずの成果を収めていますが、新しい駅の創設はその象徴といえるでしょう。2014年に正式に発足したばかりの筒井駅に対する反響は、好意的な声の多さが際立っています。
筒井駅は原則として無人で運営されていますが、「毎日の通勤および通学目的の旅客の利用を促進する」という当初の狙いを目下順調に達成しつつあります。特に、近くにある青森県立青森高等学校の生徒や教職員の利用が顕著です。筒井駅の誕生以前は、よその駅から時間をかけて通う必要があったことから、この学校の関係者の間からの評判は上々です。
筒井駅はスタートして間もない駅ですが、すでに快速列車が停車する駅(種類によっては、停まらないのですが)に指定されています。すぐ隣が終着駅である青森駅で、JRの奥羽本線や津軽線への乗り換えが可能です。もっとも、どちらの路線についても直通運転が実施されているため、一時下車をする手間が省けることがよくありますが。
青森駅を除外すると、乗り換え場所はすぐ近くで見つけることはできません。発着駅方向でいちばん近い乗り換え場所は野辺地駅でしょう。野辺地駅では、JRの大湊線に乗り換える機会がめぐってきます。ちなみに、発着駅である目時駅とは100キロ以上離れています。しかしこの駅まで乗車した場合は、いわて銀河鉄道線への乗り換えを実現できます。
筒井駅は、工事が終わってからまだ数年と経過していない駅です。そのため、駅のすぐそばに何らかの施設の建設が相次ぐのはしばらくあとのことになるはずです。介護施設に関しても駅のすぐそばで間に合わせるのはまだ難しい状況です(しかし、駅から1キロくらいの場所で入居できるチャンスは皆無ではない模様です)。
それでも、駅から2キロくらい遠ざかるといくつもの選択肢が発生しますから捨てたものではなさそうです。施設の区分についてはやや偏りがあり、住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅が、建てられている施設の大半を占めています。しかしどちらの施設も共通して、入居コストが安めに設定されているところがほとんどです。