駅を中心に、こぎれいな新興住宅地が広がっています
商業店舗の進出や公的機関の建造もバランスよく進んでおり、トータルでの住みやすさは申し分ありません。駅舎の改修も適宜行われており、世紀の変わり目と前後して、駅の南北を自由に往来できる橋の完成やショッピングセンターの開店などが行われました。バスの乗り場は駅の北口に設営されています。民間の業者は目下乗り入れていませんが、市営のコミュニティバスがその代役を立派に務めています。
東青森駅は現在、朝の限られた時間帯などを除くと無人駅として運営されています。しかし、快速列車の大部分が停車するなど重要な駅として位置づけられていることは間違いありません。
青い森鉄道線の中で見ると、終着駅となっている青森駅と近接しています。青森駅では、JRの奥羽本線と津軽線への乗り換えが可能です。もっともどちらの路線に関しても直通運転が実施されているため、一時下車する手間を省けることが往々にしてありますが。青い森鉄道線は、青森市内から三戸郡まで走行する路線です。終着駅である目時駅では、IGRいわて銀河鉄道への乗り換えを実行できます。
東青森駅の利用率は、10年ほど前から公開されていません。ただし大きな変動は起こっていないだろうと推測されています。かつては、1日あたりの乗客数は300~600人台を記録することがほとんどでした。
東青森駅の近辺は、介護施設の建造が地道に続けられてきた模様です。青森エリアは全体的に、サービス付き高齢者向け住宅の存在感が強いのですが、東青森駅の近隣にもその傾向を見出すことができます。実際の話、東青森駅を起点として施設探しをはじめると、視界に入る介護施設(完全に公的な施設は除外した場合です)の半分以上はサービス付き高齢者向け住宅ではないでしょうか。
これらの施設は、軒数がただ多いだけではなく、入居料金が安くつくなどユーザにとって有益な条件をたくさん持っています。入居一時金がかからない施設が多い点は、遠く離れた都会などではなかなか望めないメリットです。ちなみに最近は、住宅型有料老人ホームが少しずつ増えている段階のようです。