味わい深い深蒸し茶をたっぷりとお飲みいただけます

静岡県の南西部に位置する、菊川市。
今から10数年前に、旧小笠郡に属する菊川町が小笠町と合併してできた新しい都市です。
掛川市・御前崎市・島田市・牧之原市に囲まれています。
市街地や農地、工業用地などは主に西側を中心に発達しています。
昔から茶畑の多さで有名な土地でした。
温暖な気候を活かした深蒸し茶の栽培では、今なおゆるぎない地位を保っています。
20世紀は工業化が積極的に進められたため、自動車の部品や精密機械等を製造する工場が多いことでも有名です。
菊川市は寺社仏閣をはじめ、歴史的な価値が高い建造物が多く残っている都市です。
黒田家代官屋敷は、国から重要文化財の指定を受けています。
少なくとも200年以上昔に建造されたと推定されており、江戸中期の屋敷の構造がかなり良好な状態のまま保存されている点が見ものです。
普段は中に入れませんが、梅が開花する時期は梅祭が開かれるため、中庭をじっくりと見物していただけます。
梅の種類は豊富なため、長い時間ご覧いただいても飽きることはないでしょう。
応声教院は、平安時代前期に建てられたと伝えられる仏教寺院です。
その後、鎌倉時代に入ると浄土宗に改められました。
朱塗りの山門は特異な建築様式が観察できるため、重要文化財に指定されています。
自然を活かした観光名所に、西富田ほたるの里があります。
ここは毎年6月になるとゲンジボタルが集まる場所です。
美しく光る姿をたっぷりとお楽しみいただけます。
菊川市で列車を用いたお出かけをご希望の場合は、JRの東海道本線の菊川駅をご利用できます。
路線バスに関しては、静鉄グループが運行するサービスをご利用可能です。
市営のコミュニティバスの運行も行われており、免許証を持たない地域のご高齢の方々にとって貴重な移動手段となっています。
なお東名高速道路が市内を通っており、菊川インターチェンジからお乗り入れできます。
菊川市内の人口は、平成初期まで右肩上がりの成長を続けていました。
20世紀が終わった時点で47,036人というデータが残っています。
2023年の時点で47,789人と、ほぼ変わっていません。
同年の高齢化率は、27.0%と全国平均値よりやや低い結果になりました。
現在の菊川市内で介護施設にご入居したい場合は、特別養護老人ホームがまず見つかりやすいでしょう。
次いでグループホーム、さらにサービス付き高齢者向け住宅や介護老人保健施設となります。
医療ケアについては、市営の総合病院がよく使用されています。