進む高齢化のために、市を挙げて高齢者の住まいの確保に乗り出す

藤枝市は静岡県の中部にある街で、静岡市・焼津市・島田市などと隣接。
市内に工場が多数あり、ツムラやカゴメといった大手も藤枝市に静岡工場を構えています。
サッカーの盛んな街で、藤枝東高校などが有名。
Jリーグチーム「アビスパ福岡」も、以前は「藤枝ブルックス」というチーム名で、藤枝市を本拠地にしていました。
隣り合う静岡市のベッドタウン的役割も果たしており、人口は年々増加中。
人口に比例して商業施設も多く、焼津街道の田沼以東には、家電販売店やホームセンターなどが並んでおり、買物がしやすく便利です。
また、藤枝駅周辺も再開発によって、大型商業施設などが建設されました。
駅のバリアフリー化も完了し、シニア世代も気軽に楽しめるエリアとして発展しつつあります。
JR東海の「東海道本線」が藤枝駅に乗り入れており、バスも藤枝駅を中心に運行しています。
バスは「しずてつジャストライン」の一般路線バスと「藤枝市自主運行バス」が市内を走行中。
特に「藤枝市自主運行バス」は新型のノンステップ低床バスを導入しているため、車イスの方でも乗り降りしやすいのが特徴。
道路も国道1号線「藤枝バイパス」や新東名高速道路が整備され、車での移動を楽にしています。
「藤枝市自主運行バス」は、「ゆらく線」や「光洋台線」などいろいろなルートがあり、さらに市が「藤の里ふれあい乗車券」という回数券を発行し、高齢者の乗車賃の助成を行っています。
この助成は「高齢者の引きこもり対策」の一環で、外出のサポートになっているようです。
藤枝市は、このようなサポート以外にも、「介護福祉ぷらん21」という介護及び高齢者福祉の長期計画に基づいた高齢者フォローを実施。
健康福祉部 介護福祉課や地域包括支援センターが窓口となっていますので、介護サービスを受けたい方は、相談をしてみることをおすすめしたいです。
また、「東海道本線」の藤枝駅乗降客数は、静岡~浜松間の駅の中では最多。
人口の多さに比例して乗客数も多いのでしょう。
なお、2023年の調査では総人口14.2万人に対し高齢者人口は4.3万人、高齢化率は30.8%です。
しかし、4人に1人は高齢者という現状ですから、市は介護施設の積極的な認可も行い、高齢者の住まいの確保にも力を入れています。
そのため特別養護老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などが市内に点在。
そして料金もそれほど高額ではありません。
サービス付き高齢者むけ住宅でしたら月額利用料14万円程度のプランも用意されていますので入居しやすいでしょう。