有料老人ホームの密度がとても高くなっています

バスの乗り降りに向いている駅のひとつで、駅前と423号線に沿って停留所が設置されています。阪急バスがほぼすべての路線の運行を担当していますが、高速バスに関しては一部の路線を西日本JRバスが手がけています。
周辺は、駅のすぐ近くから大がかりな集合住宅などが整然と並ぶ印象が持たれています。バスの路線には、千里ニュータウン方面を目的地にするコースがだいぶ混ざっていますが、駅の近くから、居住に適したエリアが延々と連なっているエリアといえるでしょう。
桃山台駅は、北大阪急行電鉄の南北線の管内にある駅です。とても短小な路線ですが、すぐ隣に千里中央駅があります。ここで大阪高速鉄道の大阪モノレール線に乗り換えるか、2区間離れた江坂駅で一時下車して大阪市営地下鉄の御堂筋線に乗り換えるパターンが、乗客にとってはおなじみでしょう。特に後者のコースについては、中百舌鳥駅まで直通運転を行う列車の運行が実施されており、乗り換えなくてよいことがけっこうあります。
桃山台駅の利用率は、ひと昔前より多少スケールダウンしています。1日あたりの乗降客数の推移を調べると、2003年を最後に、40000人を下回る年ばかりが続いています。ただじりじりと低下するという結果には陥っておらず、低下に歯止めがかかりつつある様子が観察されています。
桃山台駅の周囲に限ったことではありませんが、吹田市から豊中市にかけては建造から数十年が経過している集合住宅がたくさんあります。したがって、住民の高齢化はこの界隈でもすでにだいぶ顕在化している問題です。そのため本格的な介護施設が進められて久しい状況です。
まだ数がじゅうぶんだとはいえませんが、桃山台駅の周辺では介護付き有料老人ホームないし住宅型有料老人ホームがとても存在感を強めているところです(それら以外の施設となるとかなり少なく、グループホームが多少進出している程度でしょうか)。
入居費用が、完全固定額となっているところから、入居一時金と月額使用料が連動しているところまで多種多様な施設が建てられてきました。共通点をあげるなら、周囲の風景や雰囲気によく溶け込んでいる施設が多い点でしょう。