学生の多い街でもあり、活気あふれる老後を送れるエリア

1日当たりの乗降客数は、ピークのころと比べるとかなり減っていますが、それでも2011年の段階で27000人以上を記録しました。この事実は、普通の暮らしに必要な物資やサービス、インフラはすべてそろっている地域であることを意味します。
そしてもう1点。団地の住民やおおぜいの学生を運ぶために阪急バスが毎日大量に乗り入れています。シャトルバスや通学バスもあるため、バスターミナルは毎日大量の乗客でごった返しています。特に平日は、時間帯によっては相当の混雑を見せます。
なお離れたところに行きたいときは、阪急千里線を使うのが妥当でしょう。隣駅の山田駅で大阪モノレール線の乗り換えられるほか、吹田駅(東海道本線に接続)や淡路駅(京都本線に接続)が便利です。そして発着駅となる天神橋筋六丁目駅では大阪市営地下鉄の堺筋線や谷町線に乗り移れます。
この駅は吹田市内に所在しています。吹田市は、高齢化の進み具合や高齢者福祉の整備状況はまずまずといったところでしょう。残念なことに、市内全体として有料老人ホームが多くないという事実があります。住民の目は必然的に、公的な介護施設(特別養護老人ホーム・老人保健施設・グループホームなど)に注がれることになるようで、利用者は急激に増加しています。そのため、施設数の増加や収容人数の増加を試みてもなかなか需要に追い付かず、待機者もまた増加しているという結果をもたらしています。
しかし、そのような一般的な事実に影響されすぎることもよくありません。少ないながらも、民間の施設は一生懸命にケアサービスに従事しているからです。北千里駅の軸に施設探しを行うと、月額使用料が安い施設がそれなりに見つかるのです(吹田市全体では、有料老人ホームの平均的な利用料金が「あまり安くない」といわれることがあるのは事実ですが)。
また、大規模な団地がある地域にときどきみられる短所もあります。駅にとても近い場所にこだわって施設を探そうとするとうまくいかない傾向が強いのです。しかし、発達しているバスを利用することでそういったデメリットもじゅうぶんにカバーできるはずです。