仙台市と松島の途中にある、成長途上のベッドタウン

宮城県の中央部分からやや東寄りに位置する、宮城郡利府町。
町内の北半分から西部にかけて山林地帯に覆われています。
東端は狭い面積ではあるものの、松島湾に面した海岸地帯となっています。
松島湾ではカキの養殖が有名で、安定した生産量を誇ってきました。
平地は町内の南側の土地に集中しており、稲作地帯や果樹園を中心とした農地または市街地として使われていることが多いです。
仙台市と隣接する自治体のひとつであるため、過去数十年の間にベッドタウンとして切り開かれてきた歴史を持つエリアです。
鉄道はJRの東北本線と仙石線が開通しています。
高速道路は、三陸自動車道と仙台北部道路が通り抜けており、それぞれジャンクションやインターチェンジを町内に有しています。
これらの交通インフラは、仙台市方面と松島方面をつなぐという立地上の大きな役割をはたしてきました。
行楽シーズンに松島に向かう住民はまだ多いですが、ご高齢の方には沢乙温泉や道珍坊温泉などの入湯施設をご利用になることも、同様におすすめです。
ベッドタウンとして発展するにつれて商業施設の進出が盛んになり、今では「イオンモール利府町」をはじめ買い物を楽しんでいただけるスポットが多くなりました。
館山公園内にある利府城跡や県営の総合運動公園は観光スポットとして有名です。
総合運動公園内には、宮城スタジアムやセキスイハイムスーパーアリーナなどがつくられており、これまでに盛大なスポーツイベントの会場となってきました。
宮城郡利府町の人口は昭和後期の時点ですでに増えていました。
それに弾みがついたのは、時代が平成に変わってからです。
現在も増えており、40年前の3倍を大きく上回る規模に膨れ上がっているほど。
このような事情から、利府町の高齢化率は県内の各自治体と比較するとそれほどではありません。
2023年の調査では、25.2%という計算結果が発表されました。
もちろん介護施設のニーズはありますし、今すぐにでも入居できる施設を発見していただくことは十分に可能です。
グループホームや介護付き有料老人ホーム、さらに老人保健施設や特別養護老人ホームのような多様な施設が町内の各地に存在します。
費用面では、低価格の施設と高額の豪華な施設が共存しているため、これから施設をお探しになる方にとっては選択肢が幅広いという状況です。