北杜市は清里高原等、観光スポットが充実
北杜市は山梨県の北西部に位置し、長野県との県境にある山梨最北端の街です。
八ヶ岳や南アルプス、茅が岳といった山に囲まれています。
2023年には人口約4万5,984人。
日照時間日本一とも言われ、シニア世代を中心に首都圏からの移住者も多いのが特徴です。
北杜市は大きく3つのエリアに分けられ、八ヶ岳高原として知られるエリアと甲斐駒ケ岳の麓に広がるエリア、それに茅が岳の麓に広がるエリアがあります。
このうち八ヶ岳南麓のエリアが市の3分の1を占めています。
特に清里高原を中心とした八ヶ岳南麓エリアは避暑地として有名で、その昔は東京都心部を中心に、多くの若者が訪れる一大観光地として名を馳せ、一時は「清里ブーム」と呼ばれるほどの賑わいを見せていました。
そして、バブル経済崩壊と共にブームが去った後、深刻な低迷期間を乗り越え、現在では大人の観光地として魅力あるスポットに変貌しています。
標高1,000メートルを超える清里高原は星の観察にも適しており、気圧が母親の胎内と同じであることから、「癒しのスポット」としても注目されています。
そんな八ヶ岳南麓エリアがやはり人気ですが、茅が岳エリアにも映画で話題になった「明野ひまわり畑」や、武田信玄の隠し湯の一つとされる「増冨ラジウム温泉」などが点在。
甲斐駒ケ岳エリアには、「日本の滝百選」にも選ばれている精進ヶ滝や、「日本の五大桜」と謳われる神代桜、サントリーのウイスキー蒸留所などもあります。
また、市内を流れる尾白川や八ヶ岳エリアの「八ヶ岳湧水群」は名水百選に選出されており、多くの観光客が水を汲みに訪れるスポットとなっています。
観光スポットの多い北杜市の南部から北西部にかけて、JRの「中央本線」が通り、北部を高原列車で有名なJR「小海線」が通っています。
JR中央本線は、「日野春駅」「長坂駅」「小淵沢駅」、JR小海線は「小淵沢駅」「甲斐大泉駅」等から利用可能です。
バスは、山交タウンコーチの路線バスや北杜市民バスが運行されています。
高速道路はJR中央本線に沿うように中央自動車道が走行。
市内には「須玉IC」「長坂IC」、「小淵沢IC」が設置されています。
道の駅は、甲斐駒ケ岳エリアに「道の駅はくしゅう」があり、八ヶ岳南麓エリアには「道の駅南きよさと」「道の駅こぶちさわ」があります。
多くの商業施設は、長坂駅以南の市南部に集中。
市北部の清里高原エリアにはスーパー等もありません。
病院は総合病院である市立病院が2つあり、医療施設は比較的充実しています。
北杜市は、山梨県内でも特に高齢者福祉に力を入れている自治体のひとつで、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅なども増えています。
サービス付き高齢者向け住宅はどの住宅も完全個室で、居室にはトイレ等が完備。
場所によってはカラオケなども楽しめます。
自然と水に恵まれた北杜市は優雅なシニアライフを満喫するにふさわしい場所でしょう。