パノラマ
三嶋大社の門前町・三島宿の宿場町として古来愛されてきた三島市
伊豆半島の北側に位置する、内陸型の都市である三島市。
東海道五十三次の「三島宿」が存在し、数世紀前から数え切れない人数の旅人が、この土地で足を休めてきました。
三嶋大社や楽寿園といった名跡があることでも有名です。
三島市は歴史に恵まれているだけではありません、自然の恵みが豊かで、特に「水の郷百選」に選ばれるほどの良質の湧水で名高い地域です。
この水源は、農業・工業・観光業とあらゆる産業の展開に活かされています。
これらの既存の産業に加えて、市内では新しい産業の育成を企画する声が多く、健康や医療に関する研究の拠点をつくるという動きも以前から持ち上がっています。
これはシニア世代の生活の質の向上を目指す上では、願ってもないプランとなりそうです。
三島市内にて「交通インフラの代表格は？」と問いかけると、東海道新幹線を推す意見がおそらくいちばん多いでしょう。
その次が在来線であるJRと東海道本線かもしれません。
もっとも、伊豆箱根鉄道駿豆線が走っており、駅の数ではこちらのほうが勝っていることは忘れるべきではないでしょう。
それから、東名高速道路に新東名高速道路と、全国的な知名度を誇る高速道路が2本通っていることも、おおいに注目に値するところです。
この2本の道路には、東駿河湾環状道路と接続している点もまた、このエリアの車両の快適な通行に多大な貢献を果たしています。
市内の交通だけに目を向けると、伊豆箱根バスや富士急シティバスといった、ローカルな路線を運行するバス会社がいくつもあることがすぐにわかります。
その上、市内100円バスというきわめて安価な路線が数種類整備されており、財布を気にせずに動き回れるようになっています。
市内の人口は20世紀の終わりに近づくにつれて徐々に増加の勢いが落ちていました。
増加が完全に止まったのは2000年代半ばのこと。
それ以降は徐々に減っています。
2023年の調査では高齢化率が30.13%と発表されており、まだ県全体の動きと比べたら決して悪い状況ではないことが見て取れました。
要介護高齢者に必要な市内の介護施設の建設も急ピッチで進められており、施設の種類に多少偏りはあるものの、総じて戸数や定員数の増加・拡大が続行中です。
経済的に特殊な事情がある場合、つい特別養護老人ホームや老人保健施設にこだわるケースが多いですが、今の三島市内で探すならサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームの中にも、費用の安さでおおいに見るべきところがあります。
