観光スポットでいっぱいの諏訪広域連合の代表都市

長野県のほぼ中央に、そして諏訪盆地の中央に位置する諏訪市。
諏訪湖や上諏訪温泉のような、地名を関した景勝地で全国的に有名です。
標高が高いため、夏場は避暑地としてよく利用されてきました。
自然にちなんだ名所のほかにこの都市のトレードマークとなっているのは、諏訪大社の本宮でしょう。
御柱祭が行われる年は、盛大かつ厳粛な祭事がおおぜいの参加者・見物客を動員します。
剣神社や頼重院といった寺社仏閣の多さは、この地の歴史の長さを物語る証拠でもあります。
江戸時代には高島城の城下町が発達していました。
長野県内屈指の観光都市のため、遠隔の土地との往来はかなりスピーディーに行えます。
鉄道はJRの中央本線のみで、新幹線の運行範囲から外れています。
しかし在来線だけでも東京都や名古屋市に2時間を多少上回る程度の時間で行き来できます。
高速道路は中央自動車道のみ、国道は25号線のみですが、これらの道路も名古屋方面をはじめ各方面へのルートとして重要です。
地方道や県道も合わせて10本近くが通っており、住民の近隣への移動を円滑なものにしています。
諏訪バスをはじめ市内を運行するバスサービスは数社があり、その中には水陸両用バスのような特殊な形態もみられます。
市内の人口は、過去数十年を通して大きな変化がありません。
諏訪市は観光業のほかに工業などで潤っており、県内ではきわめて存在感のある都市ですが、急激に移住者が増えることは高度経済成長の時代にもなかったのです。
それでも20世紀が終わるまでは少しずつ伸びていましたが、2000年代に入ると逆に、ゆっくりと人口は低下しています。
数年前には、約30年ぶりに5万人を割りました。
長野県は全体的に、高齢化が著しい県です。
2023年の人口は4万8,385人、高齢化率は30.8%となっています。
偏りのない福祉政策を実行していくことで、理想的な高齢化社会を迎えられる可能性があるでしょう。
市内の介護施設の事情を簡潔に説明します。
特別養護老人ホーム・療養病床・老人保健施設といった公的な施設は、この地においても格安料金で使えるため人気が常に高いですが、定員に空きがない可能性が高いという現実があります。
しかし介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームについては、公営の施設に匹敵する安さで入居者を募集しているところが登場しています。
よく探して、後悔しない選択を心がけましょう。