高齢者の自主性を尊重したケアサービスを受けられます

昭和半ばを過ぎると、駅構内での乗車券の販売を終了し、無人化されるなどかなり限られた範囲で営業されるようになりました。このようないきさつからも簡単に推測できますが、駅に降り立つと視界に飛び込んでくるのはとてものどかな光景ばかり。農地および森林、そして宅地が風景の大半を支配しています。
買い物や娯楽などが必要なときはどうしても時間がかかってしまいますが、高齢者の心身の健康を維持するという観点からみれば、なかなか理想的な土地柄でしょう。なお姫駅を営業圏内としているバス事業者はありませんが、地域密着型のタクシー会社を無料で呼び出せる電話が駅構内に設置されています。
姫駅は、JRの太多線の管内にある駅です。姫駅は発着駅である多治見駅と3区間離れています。多治見駅では中央本線に乗り換えられるため、乗り換え場所としての需要は高いです。終着駅である美濃太田駅では、高山本線(直通運転も部分的に実施されています)および長良川鉄道の越美南線に乗り継ぎできます。なお美濃太田駅の2区間手前にある可児駅では、名鉄広見線への乗り換えが考えられます。
周囲の人口密度が低いため、姫駅の利用率はかなり昔から低いままです。ただし1日あたりの乗客数を算出すると、数百人程度にはなります。過去10数年に限るなら、400~600人の範囲で上下してばかりのようですが2010年代に入ると400人未満を記録する年が出てきました。
姫駅の近隣で介護施設を探すなら、タクシーやマイカーをよく使うことを前提にしながら計画を立てたほうがよいでしょう。見学や体験入居の際はもちろん、入居後の外出の際もその点はとても大切です。といっても、何も「駅から10キロ以上遠ざかる必要がある」といった意味ではありません。たとえば、駅から4キロくらいのエリアで探しても、すぐにいくつかの施設が見つかるでしょう。
施設の種類については特にこれといった共通点はないでしょう。グループホームやサービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームと、最近有名な種類ならどれも運営されています。地価が高くないため、入居コストも総じて安く、月額使用料は10万円前後というパターンがやたらに多いです。