環境が良好。駅から数百メートル圏内で施設に入れるチャンス

根本駅は現在、多治見駅に運営が委託されており職員が常駐する時間が限定されています。しかし2010年にIC乗車カード「TOICA」での利用が認められており、一部の住民からおおいに歓迎されました。マイカーやタクシーを使って移動したいときは、近くを通る国道248号線を最初の足がかりにすることが推奨されます。
根本駅は、JRの太多線の管内にある駅です。太多線は駅の総数が10に満たない短い路線ですが、JRの近郊を走る路線などに乗り換えれば遠距離を移動できます。発着駅である多治見駅ではJRの中央本線に、終着駅である美濃太田駅では高山本線に接続しています。この高山本線には、一部で直通運転が実施されているため乗り換えの手間が省けることがあります。また、長良川鉄道の越美南線への乗り換えも可能ですから、日常的に美濃太田駅を通過している住民もいます。
多治見駅と美濃太田駅を除外すると、乗り換え場所は可児駅だけとなります。可児駅では名鉄広見線と接続しており、愛知県方面などに行きたいときはとても便利に使えることでしょう。
根本駅の利用率はゆっくりと低下しています。1日あたりの乗客数は、2000年に初めて1,600人を割り、その2年後に1,500人を割りました、2005年以降は1,300人未満の年が連続していますが、このおよそ10年間は減少に歯止めがかかりつつあるといえます。
根本駅の周辺で介護施設を探す場合は、人口密度および住宅の密度の低さなどを考慮しないといけません。しかしラッキーなことに、施設を見つけられる場所は、駅からわりと近い一帯が現在のところ中心です。駅から数百メートル、つまりゆっくりと歩いても10~15分くらいで到着可能な施設を次々と発見できます。
施設の区分については、住宅型有料老人ホームがさかんに建てられており、それ以外のタイプは少数に分散している印象です。もっともそのタイプにしても、月額使用料が10万円台でOKというパターンばかりですから、大衆的な価格設定を期待してかまいません。