山々の間に切り開かれた、長い歴史を持つ宿場町です

岐阜県の東端に位置する自治体に、中津川市があります。
県内では恵那市や下呂市のほか、加茂郡の白川町・東白川村に囲まれています。
県境を挟んで、長野県南部に位置する木曽郡や下伊那郡の自治体と向かい合っているため、古来これらの町や村と深い結びつきがありました。
市内の大半の土地が山間部で占められているのが特徴。
登山客の間でよく知られている山々を並べると、恵那山や保古山があります。
恵那山は日本百名山や新・花の百名山に選出されており、古くから崇拝の対象となってきました。
保古山は国民休養地に指定されており、ワカサギ釣りやキャンプ、ゴルフなどを楽しめるようになっています。
主な市街地は、江戸時代に中津川宿が繁盛した地域を中心につくられています。
馬篭宿を筆頭に、往年の宿場町の雰囲気を現在に伝える貴重な街並みが保存されているのが魅力的。
このほか、苗木城・阿木城・広恵寺など城跡が数ヵ所残されている点も中津川市の特徴でしょう。
山に囲まれた都市には温泉がつきものですが、中津川市もその例外ではありません。
中津川温泉は20年ほど前に開業した未だ新しい入湯施設ですが、馬篭宿から近くて比較的交通の便が良いことから市内外から絶えず利用客が押し寄せます。
それから、付知峡倉屋温泉は日帰りでご入浴いただける名湯です。
また、冬場は休業してしまうのですが渡合温泉も中津川市を代表する名湯と呼べるでしょう。
中津川市で列車にお乗りになりたくなったときは、JRの中央本線と明知鉄道の明知線をご利用できます。
路線バスについては、北恵那交通の路線がとても豊富。
また、JRバスグループ・濃飛乗合自動車・名鉄バスグループなども多少サービスを提供しています。
幹線道路に関しては中央自動車道が便利です。
市内にインターチェンジ・パーキングエリアがそれぞれ1ヵ所ずつ設置されています。
中津川市の人口は、昭和末期になると増加の勢いが落ちて横ばい気味になりました。
今世紀に入ると徐々に減少しており、2023年の調査では75,401人という結果が出ました。
同年の高齢化率は、33.3%と算出されています。
中津川市内では現在、介護付き有料老人ホームが増加しているところです。
見つかりやすさや軒数の多さで考えるなら、グループホーム・特別養護老人ホームが目立ちます。
介護老人保健施設や介護療養型医療施設を発見していただける機会もあるでしょう。
医療ケアをご希望のときは、総合病院中津川市民病院や国民健康保険坂下病院がおすすめです。