のどかな文教地区でのんびりとした老後を送ることができる

名古屋市のほぼ中央部にある瑞穂区。
あまり広大なエリアではありませんが、全体的に平坦な土地がいっぱいで、ゆっくり散歩するときに疲れなくて済むことが特色。
年を取ってから暮らすには悪くない場所です。
山崎川の岸辺には、市内でも有数の桜の名所がありますが、こうした観光スポットも、狭いエリアのわりには多いほうです。
遠くに行きたくなった場合でも、名城線や桜通線、名古屋本線と便利な鉄道が何本もあります。
幹線道路の使いやすさにも目を見張るものがあります。
バスやタクシーはすぐに使える場所なのです。
また、学校がたくさんあるエリアでもあります。
教育機関が多いことから、市内では文教地区というイメージが強いです。
治安の良さでも定評があります。
このように、終の住処を持つにはふさわしい土地となっている瑞穂区ですが、人口増加が目立つエリアではありません。
市内の人口は、少しずつ増えていますが、瑞穂区の人口はこの10年を振り返っても減少途上にあるといえます。
一時的に微増した年もむろんあったのですが、全体的には微減傾向が続いています。
少子高齢化率の進み方もおろそかにはできない状態です。
高齢化率は、2023年時点で名古屋市平均よりも高い26.42%であり、高齢化周辺の問題は山積みとなっています。
もちろん当局は次々に介護関連の政策を施行しています。
区内全体で、認知症高齢者を見守る体制を敷く方策を推進したり、若い世代を主たる対象とした、サポーターを要請する講座を開いたりしているのはその一例でしょう。
瑞穂区の介護施設の現状に目をやると、高齢者専用住宅の安さが目に付くかもしれません。
20万円をいくらか超える程度の月額使用料で入居できるケースがあるからです。
有料老人ホームの場合は、価格帯にかなりの幅がある施設が中心です。
月額使用料が最大で100万円近くになる可能性があるものの、最安値なら10数万円の負担に落ち着く可能性がある施設が何軒もあります。
家計状況を振り返りながら、あわてずに慎重に決めることが大切でしょう。