冨吉建速神社・八劔社の川祭りはとても雄大です

愛知県の中で、最西端に近い位置にある蟹江町。
名古屋市と津島市に東西を挟まれているほか、愛西市・弥富市・あま市と同じ海部郡に属する飛島村に囲まれています。
町全体の海抜が低く、典型的なゼロメートル地帯です。
数百年前までは、まだ海の中だった地域も少なくありません。
平安時代の末期に、源義朝が訪れたという伝承を持つ源氏島は、当時は海の中にある小島のひとつでした。
現在は公園として整備されており、ゆっくりとお散歩を楽しんでいただけます。
なお蟹江町の歴史については、町営の歴史民俗資料館に足を運んでいただくと、たくさんの展示品とともに学んでいただくことが可能です。
蟹江町は海に面していたほか川が多く、また平坦な土地でいっぱいの地域でした。
以上の点は、この地域にどんどん人が流入してきた理由となっています。
寺社仏閣などがたくさんつくられてきたことは注目に値します。
龍照院や観音寺、蟹江神明社や冨吉建速神社・八劔社などがそのよい例でしょう。
冨吉建速神社・八劔社にある本殿は、国から重要文化財の指定を受けています。
そしてこの神社にはもう1点、見どころがあります。
それは、7月から10月まで3ヶ月以上かけて実施される須成祭です。
この祭礼は、車楽船が川を移動するときの壮大な様子で有名になりました。
2012年に、「車楽船行事と神葭流し」が重要無形文化財の指定を受けています。
それから4年経つと、今度はユネスコの無形文化遺産に「山鉾・屋台行事」が登録されて話題を呼びました。
蟹江町で鉄道を利用したい場合、関西本線と近鉄名古屋線があります。
路線バスに関しては、三重交通のサービスのほか町営のコミュニティバスが利用可能です。
幹線道路については、東名阪自動車道に乗り入れできるインターチェンジが町内に1ヵ所存在します。
蟹江町は、名古屋市のすぐ隣にあることと、市街地をつくれる土地が豊富なことから昭和後期に飛躍的に人口が増えました。
約20年前から横ばいに転じていますが、現在もまだ微増しているところです。
2023年時点で、37,085人という集計結果が発表されています。
高齢化率は25.7%です。
蟹江町で介護施設にお入りになりたい場合は、民営の施設から公営の施設までさまざまな施設にご入居できます。
民営の施設なら介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など、公営の施設なら介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどが見つかりやすいでしょう。