大きな川や山林、農地などに囲まれたエリアです

現在は、隣接する石巻駅の管理下にあります。駅の北側を真野川に、そして駅の南側を磯田山などの山林(この山林の中で有名な施設といえば、梅渓寺や栄存神社のような一連の寺社仏閣や、「牧山市民の森」になるでしょうか)に挟まれており、利用率が低い駅であることは紛れもない事実です。
しかし市役所の支所などを中心に宅地が形成されており、ただ不便なだけの地域ではありません。また、川を渡って旧北上川の両岸に行けば、商業施設から公共の施設まで、とにかくさまざまな施設を利用できるようになります。幹線道路については、陸前稲井駅は県道192号線にアプローチしやすい場所にあるといえます。
陸前稲井駅は、JRの石巻線の管内にある駅です。隣接する石巻駅は、周囲が市内の中心的な市街地となっているため自然と利用する頻度は高いものになるでしょう。そして、仙石線ないし仙石東北ラインへの乗り継ぎ地点という役割も持っています。
この石巻駅から4区間進むと、前谷地駅に到着します。この駅は、気仙沼線への乗り換え場所となっています。前谷地駅から3区間先へ行くと、発着駅である小牛田駅に到着します。この駅は、東北本線および奥の細道湯けむりラインへの乗り換えが可能な場所としてさかんに利用されています。
陸前稲井駅の周辺は、石巻市の中心部からせいぜい2~3キロ程度しか離れていません。しかし、駅の東側や南側は建物などをつくる場所に向いていません。介護施設を、陸前稲井駅を起点として探すなら、川や山林、そして農地などのロケーションをまず頭に叩き込んでからにしたほうがよいでしょう。
施設が見つかる可能性が高くなるのは、駅からだいたい2~4キロくらいの範囲です。施設のタイプに注目して見ると、見つかりやすいのはグループホームやサービス付き高齢者向け住宅であることがわかります。
入居料金は平均して安めで、月額使用料の相場は10万円をわずかに上回る程度となりそうです。事がうまく運んだときなら、10万円未満におさえられるチャンスだってたくさんあるのだとか。その一方入居一時金に関しては、もっと安くなる可能性が高いです。全然払わなくてよいケースも、すでにけっこう報告されているほどです。