駅が年々便利に進化しています。近くに住むといいことずくめ
そして現在、踏切で通路が遮断される時間が長いことの改善を求める住民の要望に応えるため、該当箇所一帯を立体交差化する事業が進められています。30年ほど前にも、列車の運行状況の変化に合わせるためにプラットホームの大幅な改良工事や駅舎の橋上化が行われており、時代の変化や利用者からの声に素早く対応する姿勢が変わっていないことがうかがえます。
駅の周囲は静かな住宅地が多いものの、桂離宮や西本願寺桂別院などの観光名所の多さでは市内のよそのエリアに引けをとりません。金融機関や公共の施設などの多さも、街を歩いていると目につく特徴でしょう。
ドライブ事情に関しては、府道139号線・142号線などを使う住民がたくさんいる場所です。バスを使う上では申し分ない環境で、京都市バスと京阪京都交通という市内で大きなシェアを開拓している2社が大量のコースを運行しています。
阪急電鉄はこの桂駅に、京都本線と嵐山線の2路線を通しています。前者は梅田駅から河原町駅までの往復が可能ですが、桂駅に近くて乗り換え場所によく選ばれているのは、河原町駅や烏丸駅でしょう。河原町駅では京阪電気鉄道の京阪本線に、烏丸駅では市営地下鉄の烏丸線に乗り換えできるからです。
嵐山線は極めて短い路線ですが、松尾大社や嵐山といった名だたる観光地に行くときはメリットがあります。嵐山駅では、歩いたり車両を使ったりといった必要はあるものの、京福嵐山線やJRの嵯峨野線などへの乗り継ぎを行うユーザもいます。
桂駅は全種類の列車が停まる駅であり、2007~08年にかけては1日当たりの乗降客数が60000人を超えていました。その後は少しずつ減っていますが、極端な減少には至っていません。
桂駅の近所で介護施設を探すと、近所の住宅地などに完全に溶け込んだ穏やかな雰囲気のグループホームなどがまず目をひきます。介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などは、どちらかといえば数キロ離れた場所のほうが多く見つかります。
ただしそれほど離れていない施設も少数ながらありますし、高額の入居費用を必要としない施設も同じく数軒であれば発見できます。慌てずに、施設に求める要素などを整理してチェック作業にとりかかることがポイントでしょう。