老人ホームの数が多く、予算に合わせた検索が可能

名古屋市北区が成立したのは第二次大戦が終わる少し前のこと。
市の中央部から離れてはいるものの、緑区や中川区に次いで市内3番目の人口を誇り、存在感のあるエリアのひとつでしょう。
工場が昔は多かったところですが、最近はマンションや団地がたくさん見られるのが特色。
しかし、人が住む場所しか目につかないわけではありません。
寺社仏閣や宗教施設がたくさん立てられているほか、学校機関の多さも注目に値します。
名古屋空港や名城公園・東山公園のような、人が常に集まる場所も少なくありません。
交通インフラも、かなり発達している都市といえます。
定年後に人が住む場所として、悪いところは特に見当たりません。
名古屋市北区の2023年の総人口は16.1万人、高齢者人口は4万6,545人であるため、高齢化率は28.75%です。
少子化率も、2010年には12.0%でしたが、2030年には10%を下回るだろうと予測されています。
名古屋市は、どの区に住んでいても高齢者向けの手厚いサポートを受けられる地域として以前から有名でした。
北区在住者の場合も、「高齢者福祉なんでも相談所」のような組織を通して、いろいろなことを相談できる仕組みが機能しています。
親身なアドバイスもしてくれますから、気軽に利用するのがいちばんでしょう。
高齢者が数多く住んでいる北区では、老人ホームや高齢者専用住宅を探すのは難しいことではありません。
有料老人ホームや高齢者向け住宅ほか、種類はかなりバラエティに富んでいます。
金額もバラエティに富んでおり、毎月の使用料が10万円以下で間に合う施設もまだいくつも残っています。
予算については、人それぞれですが「月15万円」「月20万円」といった具合に、限度額に合わせて施設を探しやすいのが、最近の北区の特徴でもあります。
名古屋市北区は、高齢者の増加が継続して続く以上、将来的にも高齢者福祉が充実していくことが期待されます。
区内各地のマンションや公営住宅の近くに施設が建てられるケースも増えそうです。