飯田市は南アルプスを望む豊かな南信州の自然に囲まれた街

飯田市は、長野県内の市の中で最も南にある都市。
市域の多くを山林が占めている自然豊かな街です。
2023年の人口は9万7,322人でした。
昔、飯田城の城下町として栄えた街で、江戸時代には三州街道の宿場町となっていました。
そのため、歴史の面影が色濃く残った都市として「南信州の小京都」と呼ばれることも。
今でも飯田城の面影を伝える赤門のほか、県指定史跡の鈴岡城や松尾城、国の重要文化財に指定されている伊豆木陣屋・開善寺(山門)、信州善光寺の本尊が祀られていた元善光寺、そして宿場町の面影を残す大平宿などが多数残っています。
信州の奥座敷と呼ばれる「遠山郷」のある都市としても全国的に有名です。
また、飯田市は「お練り祭り」や、国の無形民俗文化財「遠山の霜月まつり」、静岡県境の兵越峠で行われている、浜松市との「峠の国盗り綱引き合戦」等のイベントも開催。
天文愛好家達が訪れるしらびそ高原や、御池山クレーター、30度もの急傾斜に山村が築かれている「下栗の里」、名水百選の一つである「猿庫の泉」といった観光スポットも多く、天竜川を下る「天竜船下り」や「天竜ライン下り」も飯田市の観光名物です。
さらには、普門院跡の糸桜や、黄梅院の紅枝垂れ桜、阿弥陀寺の枝垂れ桜、毛賀くよとの枝垂れ桜、愛宕神社の清秀桜、大宮の桜並木や美博の安富桜など、桜の名所も多い都市。
市街地のリンゴ並木も飯田市を象徴する名所で、「日本の道100選」・「かおり風景100選」にも選出されています。
交通関係では、JR飯田線が町の中央を縦断。
北から、「元善光寺駅」「飯田駅」「鼎駅」「伊那八幡駅」「駄科駅」「金野駅」等、多くの駅が設置され、主要駅は「飯田駅」です。
バスは信南交通、飯田市民バス、南部公共バスが一般路線を運行。
ちなみに、2027年開業予定の中央新幹線は「長野県駅」が飯田市に置かれる予定です。
高速道路は中央自動車道が通っており、飯田ICと飯田山本ICから利用できます。
伊那谷と呼ばれる天竜川に沿った盆地が中心エリアとなっており、スーパー等の商業施設も中心エリアに集中。
市内には飯田市立病院や飯田病院、輝山会記念病院、健和会病院等、大きな病院も多いので便利です。
近年、サービス付き高齢者向け住宅やグループホーム等のシニア向けの住まいも出来ました。
サービス付き高齢者向け住宅は居室が広く、夫婦入居も可能な所や、庭園風呂のある所などがあり、それぞれが魅力に溢れています。