果樹栽培が熱心に進められているエリアです

和歌山県の最北端に並ぶ自治体のひとつに、かつらぎ町があります。
南北に非常に細長い形状をしているのが、地形上の最大の特徴です。
このため隣接している自治体が多めです。
同じ伊都郡に属する高野町や九度山町を筆頭に、県内だけで6自治体と隣り合っています。
また大阪府や奈良県との境界線とも接しています。
和泉山脈と紀伊山地がぶつかる位置にある町で、北部を東西に横切る紀の川の沿岸を中心に集落がつくられてきました。
緑が豊富な町で、果樹栽培を軸とした農業が町の経済を支えています。
柿の生産量は昔から非常に多く、柿にちなんだ祭事が毎年開催されています。
そのほかにもかなりの種類の果物が栽培されており、新鮮な果物を頻繁に召し上がっていただける点はこの町にお住まいになるときの最大の利点でしょう。
昨今は、観光農園が順調に増加しており、畿内はもとより遠方の地域からも観光客の獲得に成功しています。
かつらぎ町にある丹生都比売神社は、紀伊山地の霊場と参詣道に指定されている名所です。
たくさんの文化財が安置されていますが、その中でひときわ目立つのは国宝の指定を受けている銀銅蛭巻太刀拵でしょう。
国が指定している重要文化財も数多く、木造狛犬のような彫刻から本殿や楼門といった建造物まで、見どころがたっぷりとある神社です。
奈良時代後期に建立されたと伝えられる、寶來山神社もかつらぎ町を代表する史跡となっています。
かつらぎ町で鉄道のご利用が必要となったときは、JRの和歌山線の列車にお乗りになるとよいでしょう。
路線バスのご利用については、和歌山バスグループと有田鉄道グループのサービスがおすすめです。
また町営のコミュニティバスへのご乗車も可能です。
幹線道路に関しては、京奈和自動車道にお乗り入れできる中継地点が町内に2ヵ所設置されています。
国道24号線や480号線もよく使用されている車道です。
かつらぎ町の人口は、昭和中期を過ぎると減少傾向を見せるようになりました。
2023年には人口1万5,915人との調査結果が出ています。
高齢化率は39.6%と高い数値となっています。
かつらぎ町で介護施設へのご入居をお求めでしたら、グループホームや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設やケアハウスなどを発見していただける機会があるでしょう。
医療面に関しては、県立医科大学附属病院の紀北分院でご相談することをおすすめします。