月額利用料10万円未満という老人ホームが多数

酒田市は、山形県の北西部の都市。
人口は約9.7万人です。
最上川が流れ、庄内平野が広がる穀倉地帯。
交通アクセスとしては市内の国道だけでなく庄内空港や、重要港湾として指定された酒田港が整備されているため、陸・空・海と交通手段が揃っています。
具体的には陸ではJR東日本の羽越本線や庄内交通の高速バス、酒田市福祉乗合バスなどの路線バスが走っています。
そして空では庄内空港からは羽田空港行などの飛行機が。
海では酒田港から定期船「とびしま」などが運行されています。
1990年の酒田市の総人口は約12.3万人で、その中で高齢者人口は約1.9万人、高齢化率は15.9%でした。
それが2023年には総人口は約9.7万人で、高齢者人口は約3.6万人となり、高齢化率も37.1%に。
24年間で高齢化率が約2倍に上昇しており、酒田市は高齢化社会に対して早急な対応が必要となってきているのです。
酒田市の特別養護老人ホームは他の市町村同様、場所によっては数百人待ちという現状です。
そのため、入居できない高齢者のためにも、在宅介護サポートに力を入れています。
経済負担を減らすため「ほっとふくし券」という券を発行し、福祉乗合バス、福祉サービス代や紙おむつ代の助成をしています。
そして、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などの連携をとり、高齢者の住まいの確保もサポートしています。
また、市営住宅の入居も高齢者の優先。
自立の方から要介護の方まで、幅広くサポートしていますから、介護度に関係なく気軽に高齢者福祉サービスを受けるとよいでしょう。
サービス付き高齢者住宅などの賃貸型は、月額利用料に細かな介護サービス代が含まれていないので、その分月額利用料は安めです。
料金的には毎月10万円前後で、それに介護サービス代やデイサービス代が加算されるプランです。
しかし、基本的にバランスの取れた食事の提供、部屋の簡単な掃除程度の介護的サポートは月額利用料内ですので、一人暮らしが不安な方、食事の用意が大変な方などにおすすめです。
グループホームは認知症ケアに特化しており、認知症の方は住みやすいと思います。
月額利用料も食費などを含めて10万円未満ですむホームも。
その料金の安さも魅力です。
しかし、どのホームも満室の場合が多いのがネックとなっています。
入居希望の方は入居申請をしておけば、順番が来れば入居できますし、認知症の急激な悪化などで、緊急の入居が必要な場合は、早めに入居できる場合もあります。
ケアマネージャーなどに相談して、申し込みだけでもしておきましょう。