城下町の名残もあり、あふれる風情の中で過ごせる都市

大和郡山市は奈良県北部にある都市で、生駒郡郡山町が市となる際、福島県の郡山市との区別のため「大和郡山市」という名に決まりました。
地理的には奈良盆地の北部エリアで、富雄川や佐保川が市の南部を流れています。
昔から金魚の養殖が盛んで、市内には多くの池があるのも特徴。
JR郡山駅周辺などが中心部は、今でも城下町の名残で細い路地が迷路のように入り組んでいます。
交通アクセスとしてはJR西日本の関西本線、近鉄の橿原線が運行中。
バスは大和郡山市コミュニティバスや奈良交通の路線バス、東京方面へと向かう夜行高速バスなどがあります。
2023年の人口は8万3,891人、高齢化率は33.3%でした。
全国平均は29.0%のためやや高い数値と言えます。
3人に1人は高齢者という「超高齢化社会」において、市は多様な高齢者福祉サービスを実施し、高齢者の生活を守ろうとしています。
介護予防支援から、訪問入浴介護、訪問リハビリ、福祉用具貸与、小規模多機能型居宅介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護など、サービスを細分化。
高齢者はそれぞれの専門のプロに、細やかなサービスを頼めるシステムです。
高齢者福祉サービスに携わる事業所の数も非常に多いため、頼みやすいのも魅力です。
福祉サービス事業所の他にも、市内に5か所ほど特別養護老人ホームがあります。
しかし、どこも待機者数が100~200人という状況。
しかも介護度3以上と決まっていますので、入居できない方の中には、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などへ入居する方もいるようです。
大和郡山市の介護付き有料老人ホームは首都圏に比べると料金も安く、入居しやすくなっています。
入居時の一時金0円、月額利用料も15万円程度という料金プランも。
介護付きなら食事や入浴の介助などがサービスとして付いていますし、ホームによってはリハビリや看護サービスもありますので安心です。
グループホームも市内にあり、介護保険料などの諸経費を含めても15万円くらいで済む場合も。
また、グループホームはアットホームな雰囲気なので人気があります。
場所よっては空きがないようですから、事前に電話などで確認することをおすすめします。
どの介護施設も日常生活費や共益費が必要な場合があります。
具体的にはレクリエーション代、洗剤・歯ブラシといった消耗品費、ごみ処理代など、施設によってさまざまです。
詳しく知りたい場合は、施設見学に行き、費用の内訳を教えてもらうとよいでしょう。