忠臣蔵ゆかりの寺院などがある、かつての城下町です

広島県の北東部に位置する、三次市。
東西を庄原市と安芸高田市に挟まれており、南側で東広島市・府中市・世羅郡に属する世羅町と隣接しています。
北側に延びる島根県との境界線を挟んで、邑智郡の美郷町・邑南町と飯石郡の飯南町と向かい合っています。
中国山地と吉備高原がぶつかる場所にある都市。
北部を中心に山林地帯が広がり、南部にある三次盆地を中心に市街地化が進められました。
もともとこの盆地は、古くから山陰地方と山陽地方をつなぐ交通の要所として重視されてきた歴史があります。
江戸時代までにつくられた史跡が多くみられるのも、この盆地の内部です。
忠臣蔵の伝承とゆかりが深い鳳源寺は、大石良雄が残した桜を見物していただける場所として非常に有名です。
また、頼山陽の叔父にあたる頼杏坪が町奉行として働いていたことで知られる、運甓居も大切に保存されてきました。
このほか、若宮八幡神社などは文化財の見物ほかに桜の名所としてもご利用できる名所です。
尾崎山公園は、桜のほかツツジや紅葉の美しさで評価が高いため、年間を通して見物客が集まる機会が多く、にぎやかな場所です。
ご高齢の方におすすめできる娯楽施設に、君田温泉があります。
30年近く前に発見されたまだあたらしい温泉で、道の駅に併設されているためとても利用しやすい点が人気の的です。
日帰りでのご利用もお泊まりでのご利用もお選びいただけます。
三次市で鉄道をご利用になりたいときは、JRの芸備線・福塩線・三江線が通っているため選択肢はかなり豊富です。
路線バスについても選択肢が多く、中でも備北交通は系統が豊かでおすすめできます。
そのほか、中国バスグループや芸陽バスがサービスを提供しています。
幹線道路に関しては、中国自動車道・尾道自動車道・松江自動車道へお乗り入れできる中継地点が、市内各地に設置されていて便利です。
三次市の人口は、およそ四半世紀前から減少傾向に入りました。
2023年には4万9,557人との調査結果が発表されています。
高齢化率については同年に36.4%というデータが発表されました。
三次市で介護施設へのご入居をご検討中の場合は、特別養護老人ホーム・グループホームが見つかりやすい状態です。
それ以外ではケアハウス・介護老人保健施設・介護療養型医療施設のような公的な施設と、介護付き有料老人ホームのような民間の施設の両方にめぐり会える機会があるでしょう。