北津軽郡板柳町はリンゴの町として有名。温泉などもある

北津軽郡板柳町は青森県の町。
津軽平野中央にあります。
青森市や弘前市、五所川原市、北津軽郡の鶴田町、南津軽郡の藤崎町と隣接。
農業が盛んで、リンゴ、米やマコモダケ、ニンニク等が良くとれます。
町内には岩木川が流れ、岩木川の舟運で栄えました。
弘前藩の代官所も置かれた場所で、町の構造をみると、枡形(敵を防ぐ為の城の門と壁で囲まれた四角い空間)があったことが現在でも分かります。
明治以降、リンゴの産地となり、今でもリンゴの貯蔵庫などが町内にあります。
昭和中期までは、鉄道でリンゴを出荷していた為、板柳町唯一の駅である「板柳駅」は大変賑わったそうです。
毎年、リンゴ山笠やねぷた等の出し物が見られる「りんご灯まつり」も開催されています。
1889年板屋野木村、灰沼村、赤田村、欠落林村等が合併して板屋野木村が成立。
1895年板屋野木村が改称し「板柳村」に。
1955年板柳町、小阿弥村、沿川村、南津軽郡畑岡村が合併して「板柳町」が誕生しました。
人口は1970年1万9,901人、1980年1万9,215人、1990年1万7,766人、2000年1万6,840人、2010年1万5,227人、2015年1万3,935人となっており、緩やかに減っていますが、2023年時点で1万2,714人とまだまだ1万人以上が暮らす町です。
交通機関としては、JR東日本の五能線が板柳駅から利用可能ですし、弘南バスが町内各地をフォローしています。
高速道路は走っていませんが、国道339号、青森県道35号、県道38号、県道125号等の一般道が整備されています。
観光スポットとしては、板柳温泉、あすなろ温泉、高増温泉といった温泉もあり、「ゆっくりできる」と評判。
加えて、県天然記念物に指定されている「イチイ」が有名で、推定樹齢600年から700年というイチイの木がある所は、諏訪氏の屋敷だった場所とされています。
また、板柳町民図書館や板柳町立郷土資料館、板柳町ふるさとセンター等の公共施設が充実。
県立図書館で借りた本を板柳町民図書館に返せる遠隔地返却サービスを実施していますし、板柳町立郷土資料館には古い時代の土器や脱穀機などが展示されています。
さらには、板柳中央病院などの医療機関や、ドラッグストアやホームセンター、スーパーなどの商業施設、住宅型有料老人ホームやグループホームといったシニア向けの住まいもあります。
特に住宅型有料老人ホームは駅の徒歩圏にもあるのが魅力です。
住宅型有料老人ホームは入居時の頭金0円、月額利用料は6万円台から10万円前後。
施設内のウッドデッキではお茶も出来ますし、広々とした談話スペースではゆっくりと会話が楽しめるのでおすすめです。