北村山郡大石田町は自然豊か。蕎麦が美味しくて有名

北村山郡大石田町は山形県の北東の町で、北村山郡には大石田町しかありません。
町の東には最上川が流れ、大石田町役場や中心的な商店街も川の近くに集中。
町の西南には葉山がそびえます。
大石田町と言えば、船曳きや神輿のパレード等が見られる「大石田まつり」が有名。
最上川の河川敷きで灯篭流しがあった後、最上川花火大会が盛大に行われるお祭りです。
1889年大石田村、大高根村、亀井田村が町制施行により発足。
1897年大石田村が町制を施行して「大石田町」に。
1955年亀井田村、大石田町、横山村が合併して、改めて「大石田町」になりました。
人口は1970年1万1,799人、1980年1万685人、1990年1万292人、2000年9,400人、2010年8,160人、2015年7,357人…と年々減少、2023年には6,322人との調査結果が出ています。
昔は最上川を利用した舟運で賑わった町。
大石田の南に隼、碁点、三ヶ瀬の「最上川三難所」がありましたが、物を安全に運ぶには大石田河港で陸揚げをして、三難所を避けて陸路で運んだ方が確実だったからです。
現在の交通機関としては、山形線の愛称を持つJR東日本の奥羽本線が大石田駅や北大石田駅から利用可能。
大石田駅にはミニ新幹線「山形新幹線」も止まります。
町内には山交バスや尾花沢市営バスが走行。
高速道路は通っていませんが、国道13号や国道347号、山形県道30号、県道36号等が走っています。
門外不出のそば種「来迎寺」を伝統の手打ち技法で仕上げた蕎麦は、町内外の人々に人気です。
町内には温泉施設があり、温泉だけでなく、食事や蕎麦打ち体験なども楽しめます。
また、小中学校や町にゆかりのある美術品等を展示する「大石田町立歴史民俗資料館」等の施設が点在。
町内に大型商業施設などは余りありませんが、大石田町役場や大石田駅等のあるエリアの東方は尾花沢市で、大型ショッピングセンターなどの商業施設が並んでいます。
大石田町は高齢者福祉も比較的充実。
大石田町高齢者タクシーや介護用品支給や配食サービス、生活管理の指導員派遣や緊急通報支援等のサービスが受けられますし、介護予防教室への参加も出来ます。
さらには、住宅型有料老人ホームやグループホームといったシニア用の住まいも徐々に増えています。
住宅型有料老人ホームは入居一時金は5万円前後、月額利用料は13万円未満と格安。
細やかな生活サポートが魅力で、気軽に散歩などにも行けるのびのびとした雰囲気も好評です。