古墳で全国的に有名な都市。祭事も人気があります

宮崎県のほぼ中央部分に位置する、西都市。
市内の半分以上の土地が山間部となっており、緑豊かな都市です。
市街地は主として、宮崎市に近い南東端に集中しています。
実際に宮崎市の影響はとても強く、一時期は宮崎市のベッドタウンという役割が強かったほど。
西都市の歴史は古く、有史以前から人が住み着いていたことが明らかにされています。
日本でも最古の古墳と目される西都原古墳群は、西都市を代表する史跡です。
このほかにも古墳が多く、常心塚古墳や千畑古墳などが大切に保存されてきました。
毎年11月上旬になると、市内各地で西都古墳まつりがにぎやかに開催されます。
神楽まつりや松明の行列といった祭礼が有名です。
特に後者は、古墳がつくられた時代の衣装を、一般市民が身にまとって練り歩く様子をご覧いただけるため人気が高いです。
西都市にはこのほかにも、一般市民が参加する祭事が少なくありません。
市内各地の神社や広場で披露される下水流臼太鼓踊は、無形の民俗文化財として大切に保存されてきた踊りです。
現在もなお、市内の小中学生の間で受け継がれています。
国から史跡の指定を受けている都於郡城の跡地では、毎年11月に近所の小学生が、鎧兜を再現しながら本丸跡に向かって行列を見せます。
西都市では温泉のご利用も可能です。
さいと温泉は、商業施設がたくさん出店しているためとても便利にお使いいただけます。
プロ野球の東京ヤクルトスワローズの二軍の宿舎でもあります。
西都市の住民は、自家用車を用いた移動に慣れているのが特徴。
路線バスや高速バスは、とても本数が多いです。
ご近所へのお出かけの際は宮崎交通や市営のコミュニティバスのご利用がおすすめ。
市外へのお出かけの際はJRバスグループや西鉄バスグループ、また大分交通・大分バス・山口運送など多数のバス会社が運行する路線をお選びいただけます。
道路事情については、今世紀に入ってから東九州自動車道の区間が新たに開通しておりインフラも整ってきました。
西都市の人口は、1980年代後半から減少しています。
2023年の調査では、2万8,867人という結果が発表されました。
同年の高齢化率は、38.1%と計算されています。
現在の西都市内で介護施設をお探しになるときは、グループホームや特別養護老人ホームが見つかりやすい状況です。
それ以外では、介護療養型医療施設や介護老人保健施設、また住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームなどへご入居できる機会があるでしょう。