平安時代から続く長い伝統を持つ、絹の里です

福島県の中央部分から北東寄りに位置する、川俣町。
町の西半分は福島市・二本松市・伊達市と広大な都市に囲まれています。
町の東側は、双葉郡の浪江町や相馬郡の飯舘村と隣接しています。
町域は、阿武隈高地と重なる部分が多いため平地が少ないのが特徴。
主な市街地は北側の山間の平地につくられてきました。
平安時代に入ると養蚕業が勃興し、絹の名産地として有名になりました。
現在も毎年10月に絹市が開催されており、衣料品をはじめたくさんの絹製品をお買い求めいただけます。
絹の衣類は通気性などに優れているため、日常的なご利用にとてもおすすめです。
20世紀後半に入ると川俣町は工業の誘致に成功し、精密機械などの製造がさかんに行われています。
また昨今は、食用の鶏である川俣シャモの出荷で人気を博すようになりました。
この鶏を材料にした料理をたくさん召し上がっていただける、川俣シャモまつりが毎年8月に行われています。
30年以上前に開園した峠の森自然公園は、隣接する飯舘村との境界線近くに所在します。
この公園は、そば打ち体験などを味わっていただけるため話題を集めてきました。
そして、うつくしま百名山に選ばれている名峰、花塚山への登山口がある場所です。
川俣町では40年以上前から、ラテンアメリカ諸国の音楽をお聴きいただける祭事、コスキン・エン・ハポンが開催されてきました。
昨今は、一流の演奏家がこぞって参加するほど高名な祭事に成長しました。
最初の日は、一般の住民が派手やかな中南米の衣装を身につけて参加するパレードをお楽しみいただけます。
川俣町は鉄道が開通している自治体ではありません。
その代わりに、路線バスが発達している町です。
JRバスグループや福島交通のサービスをご利用できるほか、町営のコミュニティバスへのご乗車も可能です。
また、カネハチタクシーはタクシーとバスの運行を両方実施しています。
幹線道路に関しては、国道114号線・349号線・459号線などが便利な車道でしょう。
川俣町の人口は、昭和後期に入ってから減少をはじめました。
2023年の調査を振り返ると、11,958人を記録していたことがわかります。
同年の高齢化率は、43.0%という結果になりました。
川俣町で今から介護施設へのご入居をお考えになるなら、グループホーム・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設あたりへのご入居が考えられるでしょう。
入居者同士の、そして職員間の交友関係が深い施設ばかりがそろっています。