尚仁沢湧水や佐貫石仏、塩谷温泉などの名所があります

栃木県の中央からやや北寄りの地域に位置する、塩谷郡塩谷町。
宇都宮市・日光市・那須塩原市・矢板市・さくら市と、県を代表する都市群に囲まれています。
宇都宮市や日光市に通勤・通学する住民は昔から少なくありません。
北部を中心に、市内の半分以上の土地が山林地帯です。
市街地は南部を中心に細長く続いています。
日光市や那須塩原市、矢板市との境界線をまたぐようにそびえる高原山は、市を代表する名山です。
山の南側の中腹は矢板市との境界線が通る地点ですが、この場所には全国名水百選に選出された尚仁沢湧水があります。
この尚仁沢と、東荒川の下流に広がる森は、水源の森百選に選出された美しい森林です。
尚仁沢の周辺は、現在は東荒川ダム親水公園が設置されています。
このほかに市内を象徴する観光スポットに、佐貫観音院があります。
創建されてから7世紀以上経つ由緒正しい寺院です。
この寺院には、60メートル以上の高さを持つ雄大な観音岩が置かれています。
この岩の壁に掘られた大日如来の磨崖仏は、佐貫石仏と呼ばれて長い間、周囲の住民の崇敬の的になってきました。
大正末期になると正式に、国の史跡に指定されました。
高原山のふもとや国道63号線・461号線の沿道には温泉郷があり、すべてを総称して塩谷温泉と呼んでいます。
中にはゴルフ場のような娯楽施設が併設されているところもあります。
平均して交通の便がよく、お気軽にご利用いただける点が強みでしょう。
塩谷町は、東北自動車道が通過している町です。
インターチェンジは町内にはありませんが、隣接する矢板市内・宇都宮市内にそれぞれ1ヶ所見つかります。
県道については、63号線や77号線、242号線あたりがよく使用されています。
路線バスにお乗りになりたい場合は、関東自動車およびしおや交通が運行するサービスをご利用可能です。
宇都宮市・日光市・矢板市などの中心市街地にお出かけになるときはこれらの路線バスのご利用がおすすめ。
塩谷町の人口は、1980年代後半から下降線をたどっています。
2023年の調査の際に、10,322人という集計結果が発表されました。
高齢化率については41.2%という結果が残っています。
塩谷町でこれから介護施設へのご入居をご検討したい場合は、グループホームがいちばん探しやすい状態です。
その他、介護療養型医療施設・介護老人保健施設・特別養護老人ホームといった公的な施設やサービス付き高齢者向け住宅などが点在しています。