古宇利島と本土との間が、橋の開通で近くなりました

国頭郡今帰仁村がある場所は、沖縄本島の北部。
本部半島の北から西にかけての一帯です。
また、海を隔てた古宇利島も町内の一部に含まれます。
古宇利島とはおよそ1キロ半しか離れていません。
この古宇利島は、今世紀に入ってから交通の便が急激に便利になっています。
2005年に、名護市に属する屋我地島(この島は、今帰仁村の半島内の敷地と非常に近い位置にあります)との間に橋が架けられました。
それから5年経つと屋我地島が今帰仁村の天底という場所と橋で結ばれたのです。
今帰仁村の南半分は、まだ深い山林地帯となっています。
北側の海岸に近い地域は昔から人口が多い土地でした。
農地などが残る一方で、市街地が途切れることなく続いています。
半世紀ほどさかのぼると、今帰仁村には「沖縄本島で史上初となるUHFテレビ中継局が設置された」という歴史があります。
これは、まだ沖縄全体が米国から日本に返還される前のことでした。
また、平成初期には県内史上初めて、県道が国道(505号線)になりました。
この505号線は、村役場に近い上に村内全体を東西に横切るように走っており、村内の交通を考える上で大きな役割を果たしてきました。
このほか村内には、県道72号線・123号線・248号線などが通っています。
今世紀に入って間もなく今帰仁城址が、世界遺産に認定されたました。
年間を通して海外からも多くの観光客で賑わうスポットになっています。
今帰仁村の人口は、1970年代末期に10,000人を下回りました。
その後平成の初めに9,000人を切りそうなところまで減ったものの、この10数年はやや持ち直しています。
村内の高齢化率は、2023年の段階で34.2%を記録しています。
これは県全体の平均値(20%をやや下回るという計算結果が出ています)を大きく超えています。
介護施設が背負う役割は、とても大きくなっています。
現在は、住宅型有料老人ホームや介護療養型医療施設・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設といった公的な施設や、認知症の方々におすすめのグループホームあたりが随時建造されています。
入居一時金のような初期費用が発生しない施設はたくさんありますし、月額使用料についても数万円から10万円強程の金額で間に合うところが多いです。
介護保険の適用を受ければ、財政面での負担も軽減できるのではないでしょうか。