三峰山や円山公園などが、村を代表する名所です

奈良県の東端に位置する、御杖村。
同じ宇陀郡に属する曽爾村と吉野郡の東吉野村に、西側から北側にかけて挟まれています。
三重県との境界線を挟んで、津市と松阪市と向かい合っています。
村内のほとんどの土地が、山岳地帯となっているのが立地上の最大の特徴です。
昔から、山間部の低地に少しずつ集落が形成されてきました。
このような条件を持つ自治体のため、村の経済は林業と農業にかなり依存しています。
山が多い御杖村ですが、その中で特に知名度が高いところといえば、おそらくは三峰山でしょう。
この山は、日本三百名山に数えられており、景観のよい場所がふんだんに見つかります。
ツツジの花が多いほか、秋の紅葉の美しさは行楽客の間で語り草になっているほど。
冬場になると、霧氷まつりが開催されるのが通例です。
この祭事は、近畿地方ではなかなかお目にかかれない霧氷をたっぷりと鑑賞することを目的としています。
この時機は、登山客を熱烈に歓迎する催事がたくさん企画されるほか、地域を代表する土産物なの販売が盛んに行われます。
山々以外にも、御杖村には自然を身近に感じていただける場所が数多くつくられてきました。
円山公園は、桜の名所として有名です。
そのほか、みつえ高原牧場やみつえ青少年旅行村が最近はあらゆる世代の間で人気を博しています。
御杖村には温泉も存在します。
みつえ温泉は、道の駅伊勢本街道御杖のすぐそばにあるため、交通の便が良いという長所があります。
現在の客層は主に、日帰り客が中心的です。
御杖村は鉄道が開通している村ではありません。
路線バスについては、村営のコミュニティバスのご利用が可能です。
このコミュニティバスは、三重交通や奈良交通が運行する路線と接続しているため便利です。
幹線道路に関しては、国道368号線・369号線や県道31号線・783号線などがよく使用されている車道でしょう。
御杖村の人口は、数十年来減少の一途をたどってきました。
2023年には人口1,458人となっています。
高齢化率については同年に58.5%というデータが公表されました。
御杖村でこれから、終の棲家となる介護施設の発見をご希望でしたら、グループホームやケアハウスなどへのご入居の機会が比較的多いです。
三重県に近い場所にある村のため、津市や松阪市に所在する施設も、合わせてチェックしていただくほうが、納得していただける結果を得られやすいです。