無形民俗文化財に指定されている、榑木踊りのような文化を持つ村

長野県の南端近くに位置する、泰阜村。
村域の東側は、飯田市に囲まれるような地形となっています。
村の西側で隣接しているのは、同じ下伊那郡に属する阿南町・下條村・天龍村です。
2003年に、当時県知事という要職に就いていた人気作家の田中康夫さんが、住民登録をしたことで報道の的となりました。
村は全体的に高地に位置しており、森林などに覆われた地域が手つかずのまま残っています。
市街地や交通機関などは西側に点在しています。
村の西側を流れる長大な天竜川は、境界線の役割を昔から果たしてきました。
天竜川はライン下りが楽しめる場所としてよく知られていますが、泰阜村の北西部でもこの川下りの船着き場が存在します。
山間部に位置する村のため、雄大な自然を活かした観光資源には困りません。
万古渓谷や小城頭などは、特に有名です。
小城頭は、中央アルプスなどの山々を一望できるため登山客の間ではよく語り草となってきました。
もちろん、もっと身近な範囲でゆっくりとおくつろぎいただける場所もたくさんあります。
桜基公園は、開花の時期になると照明が施され、夜桜をたっぷりとご鑑賞いただける場所です。
桜の名所はほかにもあります。
泰阜村総合グラウンドの近辺では百本桜が大切に保護されています。
左京川と関川の狭間に位置する左京川百年公園は、手入れが行き届いた公園です。
ご高齢の方でも簡単にご利用できます。
釣り堀や宿泊施設などが併設されているため人気が高いです。
泰阜村は県内では決して広い村ではありませんが、鉄道駅が数ヵ所も村内に存在します。
飯田市との境界線上に所在する金野駅を含めると、5駅をご利用できます。
路線バスについては、民間のバス事業者は参画していませんが公共のコミュニティバスがその代わりを務めてきました。
幹線道路に関しては、県道64号線や83号線などをお使いいただけます。
泰阜村の人口は、昭和中ころから減少傾向に突入しました。
2023年の調査を振り返ると、1,531人という結果となっていたことがわかります。
高齢化率については同年に、41.0%というデータが公開されました。
現在の泰阜村で介護施設へのご入居をお求めでしたら、特別養護老人ホームのような公的な施設を中心にお探しになることが正解でしょう。
自立を意識したケアサービスに取り組んでいる施設が中心的です。
近接する自治体に所在する施設に対しても、合わせて目を向けていただくことも良い手段でしょう。